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Dimension×AMD製CPUはどんな味!?――デル「Dimension E521」Athlon 64 X2からSempronまで(2/2 ページ)

長らくインテル製CPUを採用してきたデルが、ついにAMD製CPUの搭載に踏み切った。2モデルあるデスクトップPCのうち、今回はミドルタワー型の「Dimension E521」に迫る。

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満足できるパフォーマンスを発揮し幅広い層にアピール

 さて、気になるパフォーマンスについてだが、AMD Athlon 64 X2 3800+、1Gバイトのデュアルチャネルメモリ、ATI RADEON X1300 Pro搭載のグラフィックスカードを装着した評価機でのベンチマーク結果を以下に示す。評価機は本機のBTOオプションのうち、「中」程度のスペックのものが組み合わせられている。インテルのCore 2 Duoなどを搭載したマシンと比べると数値的にやや見劣りするケースがあるものの、評価機の構成でインテル製CPUを搭載したDimension 9200の最小構成価格よりも安い約10万円程度ということを考えると、費用対効果が抜群に高い製品であることに気づくだろう。ちなみに本機の最小構成価格は5万6910円で、随時行われているキャンペーンを適用すれば、さらに安価に購入できる。

 Dimension E521は、ユーザーによるある程度の拡張が許された、静粛性が高いボディにAMD製CPUを搭載することにより、エントリークラスからミドルクラスまでのユーザーを一気に網羅したシンプルなミドルタワーPCだ。“デル”ブランドによる安心感やサポートを享受しつつ、限られた予算内で最大限のパフォーマンスを追求するユーザーにとっては、うってつけの選択肢と言えるだろう。

PCMark05
PCMark 3933
CPU 4072
Memory 3561
Graphics 2775
HDD 4836
HDD - XP Startup 8.188
Video Encoding 299.602
Image Decompression 22.654
WMV Video Playback 38.860

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PCMark04
PCMark 5756
CPU 5270
Memory 4649
Graphics 3604
HDD 4485
WMV Video Compression 72.287
DivX Video Compression 72.861
Graphcs Test
項目 1024×768ドット、nonAA、nonAniso 1024×768ドット、4XAA、8XAniso 1280×1024ドット、nonAA、nonAniso 1280×1024ドット、4XAA、8XAniso
3DMark06 Score 1799 1237 1063 607
3DMark06 SM2.0 Score 604 434 374 224
3DMark06 Pixel Shader 62.119 48.656 27.329 20.317
3DMark06 Shader Particles(SM3.0) N/A N/A N/A N/A
3DMark06 Perlin Noise(SM3.0) 12.740 12.688 5.294 5.212
3DMark05 3DMark Score 2895 2427 1768 1247
3DMark03 3DMark Score 5312 3154 5940 1014
3DMark03 GT1 164.9 100.6 167 25.4
3DMark03 GT4 33.3 24.1 37.9 10.2

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