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線をなくした“最上”マウス――エレコム「M-P3DUR」シリーズちょっと気になる入力デバイス

ユーザーに身近なキーボードとマウスは、星の数ほど発売されている。その中から、気になる一品を360度チェックする。

ワイヤレスのPRUMIEシリーズが登場

M-P3DURSVのパッケージ

多彩なマウス製品をラインアップするエレコムだが、このM-P3DURSVシリーズはホイールでのチルト(横スクロール)機能を備えた「PRUMIE」シリーズに加わる新製品だ。

 従来のPRUMIEシリーズは、読み取りにレーザーセンサーを採用した5ボタンマウスM-P3UP2Rシリーズ、レーザーセンサーから光学式を採用した5ボタンマウスM-P2UP2Rシリーズ、シンプルな3ボタン対応のM-P1UP2Rシリーズでラインアップを構成していたが、いずれも有線タイプだった。それに対し、このM-PxDURシリーズはPRUMIE初の無線マウスで、2.4GHz帯の無線技術を使用する(M-P1DURシリーズは27MHz帯)。ラインアップはこれまでと同じ3モデル構成で、それぞれにカラーバリエーションが用意されている。

M-P3DURSVの表と裏(写真=左と中央)。カラーバリエーションは3色だが、スタンダードモデルのM-P1DURシリーズは6色で展開される(写真=右)
+1ボタンは左側面に用意されている

 ここで取りあげるM-P3DURシリーズは、読み取りにレーザーセンサーを採用した、同社のマウス製品で最高峰に位置づけられるモデルだ。ほかにも、読み取りを光学式に変更したM-P2DURシリーズ、無線方式を27MHzに変更したスタンダードモデルM-P1DURシリーズがある。価格はそれぞれ5775円/5040円/4410円だ。いずれのモデルも、左側面に付属ドライバ(Vista対応)で任意の機能を割り当てられる「+1ボタン」を備え、レシーバーを本体に内蔵できるのでスマートに持ち運べるのが特徴である。

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レシーバーは長さが15.6ミリとコンパクト(写真=左)。付属の単3アルカリ乾電池1本で動作する(写真=右)。ほかにも、ニッケル水素/マンガン/オキシライドの各電池でも利用可能だ
こちらはドライバの画面で、電池の残量も表示される(写真=左)。各ボタンの割り当てはプルダウンメニューで行う(写真=中央)。左側面にある+1ボタンは31通り、そのほかの3ボタンは33通りの機能が割り当てられる

編集部Tのインプレッション

 一般的な成人男性の手になじむサイズで、確かなクリック感があるホイールが好ましい。また、レシーバーが小さいのもよい。ただ、左側面にある「+1ボタン」は、位置的に右手親指が届きにくく、使い勝手は今ひとつだった。カラバリでは、M-P1DURシリーズにあるチョコレートブラウンがよさげに見えたが、このM-P3DURシリーズに用意されていないのが残念。

編集部Hのインプレッション

 やや小柄な印象を受けたが、ホールド感は良好。電源ボタンがあるのも便利だが、欲を言えばレシーバーの出し入れと連動するとなおよかった。非常に細かいところだが、底面のレーザーセンサーが中央ではなく右寄りに位置しているため、左手で使った場合は若干違和感を覚えた。電池込みで約98グラムとやや軽めの印象だ。

 主なスペックは下記の通りだ。

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