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「ちょい下は売れない」の法則――680i LTマザーが苦戦古田雄介のアキバPickUP!(3/4 ページ)

nForce 680i LTマザーが複数のショップに入荷したものの、出足はイマイチ。原因はやはり価格? 一方、アキバに咲く高嶺の花「1TバイトHDD」も、いまだ摘む人は少ないようだ。

いまは大豪邸よりもアパートで――1TバイトのHDDが話題を呼ぶ

1TバイトHDDの登場を告知するT-ZONE.PC DIY SHOPのPOP

 先週の金曜日、日立GSTの3.5インチHDD「Deskstar 7K1000」シリーズから、1Tバイトモデルが登場した。価格は5万1000~5万6000円で、在庫は少数。また、同シリーズの750Gバイト版も出回っている。こちらは3万3000~3万5000円だ。

 1TバイトHDD「HDS721010KLA330」は、シリアルATA II(フェーズ2)に対応しており、バッファ容量は業界最大の32Mバイトを搭載している。回転数は7200prmで、プラッタを5枚内蔵。なお、同シリーズはIDE接続の1Tバイトモデルもラインアップしているが、バッファ容量は8Mバイトとなる。

 多くのショップがPOPを作って大々的に広告しているものの、手を出す人はまだ少ないようだ。

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 USER'S SIDE秋葉原本店は「1台のドライブに何百Gバイトのデータを保存するのは怖いでしょうし、何より1TバイトHDDは高価です。現在は500Gバイトでも1万円台半ばで買えるので、様子見している人が大半。ただ、一部のハイエンドユーザーは、1TバイトHDDで豪勢なRAIDを構築したいと考えているようです」と話す。T-ZONE.PC DIY SHOPも「最大容量を更新するHDDは、いつでも高嶺の花です。注目度は高くても、売れ行きにつながらないのはしょうがない」と語る。

 一方、高嶺の花をよそにヒットを飛ばしているのが、センチュリーの「裸族のアパート」だ。3.5インチHDDを5台搭載できるアルミ製のHDDケースで、PCケースのシャドウベイを取り出したような簡素な外観となっている。各ドライブはネジ留めが不要で、付属のレールを貼り付けて、簡単に着脱できる。また、上部に銅製品を連結することも可能だ。

 昨年12月に登場した、フリーダム「五重の塔」とよく見た製品で、価格も同等ながら「連結タイプの安い外付けHDDケースは、ある程度名の通ったメーカーなら確実にヒットします」(某ショップ)という。データ漏洩を恐れ、古いHDDを破棄せずに手元に残しているユーザーが多いため、複数のHDDを活用するアイテムには強いニーズがある、と説明してくれた。実際、多くのショップで好調に売れている。「1Tバイトの大豪邸が理想ですが、手を出すのは安いアパートになりますね」とのこと。

日立GST「Deskstar 7K1000(HDS721010KLA330)」(写真=左)。日立GST「Deskstar 7K1000(HDS721075KLA330)」(写真=中央)。センチュリー「裸族のアパート(CRAP-BK5)」(写真=右)

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