検索
ニュース

「ちょい下は売れない」の法則――680i LTマザーが苦戦古田雄介のアキバPickUP!(2/4 ページ)

nForce 680i LTマザーが複数のショップに入荷したものの、出足はイマイチ。原因はやはり価格? 一方、アキバに咲く高嶺の花「1TバイトHDD」も、いまだ摘む人は少ないようだ。

PC用表示 関連情報
Share
Tweet
LINE
Hatena

鉄板マザーより“ちょい高”ながら、MSIのAMD 690Gマザーがプチヒット

MSI「K9AGM2-FIH」

 それなら“ちょい高”は? というわけで、先週から複数のショップに並んでいるMSIのATXマザー「K9AGM2-FIH」の評判も聞いて回った。こちらの価格は1万2000円前後で、鉄板マザーこと「TA690G AM2」よりも若干高い。

 K9AGM2-FIHは、チップセットにAMD 690Gを採用したSocket AM2マザー。VGA出力とHDMI出力端子をオンボードし、この2系統を使ってデュアルディスプレイ環境も構築できる。搭載スロットは、PCI-Express x16 1基とPCI-Express x1 1基、PCI 2基など。

 先々週に登場したBIOSTAR「TA690G AM2」とほぼ同等のスペックで、TSUKUMO eX.は「目立った違いは、K9AGM2-FIHが対応CPUを明記しているくらい……」。また、某ショップは「MSIは有名ブランドだけど、BIOSTARも高い信頼性があるので、ネームバリューで差はつかないでしょう」と語る。

 1万円以下のTA690G AM2に比べると、コストパフォーマンスが低くなる印象をぬぐえないが、それでも好調に売れているという。先週末の時点で売り切ったショップはなかったので、プチヒットといったところ。パソコンショップ・アークは「ライバルがいないためでしょう。“鉄板”マザーのTA690G AM2は再入荷の目処が立っていません。多少高くても、同等の性能が求められるK9AGM2-FIHを買っていくのだと思われます」と分析していた。「ちょい高でも気にしない」ではなく、「しかたなくちょい高を求める」という流れのようだ。

K9AGM2-FIHの基板(写真=左)。HDMI端子を備える。付属のアダプタでDVIとしても使える(写真=中央)。鉄板マザー「TA690G AM2」は、先週末から姿を消している……(写真=右)
製品名:MSI「K9AGM2-FIH
入荷ショップ
パソコンショップ・アーク1万1980円
TSUKUMO eX.1万2280円
T-ZONE.PC DIY SHOP1万2380円
BLESS秋葉原本店1万2580円
高速電脳1万2800円
ツートップ秋葉原本店1万2980円

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る