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なぜ大型CPUクーラーが売れる!? 「5GHzで動かすからさ」古田雄介のアキバPickUP!(3/4 ページ)

夏を迎えたアキバに冷却系パーツが多数登場。「いまどき大型クーラーなんて…」とも思えるが、この傾向は低価格CPUの売れ行きと無関係ではないらしい。ご、5GHzだって!?

競合多数のGeForece 8600カード――人気の決め手はブランド力とクーラー?

先週から出回っているファンレスのGeForce 8600GTカード、MSI「NX8600GT-T2D256EZ」。価格は2万円強

 GeForece 8600/8500シリーズを搭載したグラフィックスカードの新製品が続々と登場している。先週はファンレスのクーラーを搭載したモデルが、複数のショップで注目を集めていた。

 ユニークな形状のクーラーで話題を呼んでいたのは、ギガバイト製GeForce 8600GTS/GTの両カード。8600GTS搭載の「GV-NX86S256H」は、厚手のアルミを使った正方形型の吸熱フィンと、2本のヒートパイプでつながった放熱側フィンの2部構造「SILENT-PIPE 3」を採用している。フィンの厚みから、2段分のブラケットを占有することになる。価格は3万円前後で、在庫は少数だ。

 8600GT搭載の「GV-NX86T256D」は、GPUやメモリを覆うヒートシンクの上に、基板のほぼすべてを覆う大型のフィンを配置した冷却機構を採用している。フィンは薄く、ブラケット1段分の空きがあれば装着可能だ。価格は1万8000円~1万9000円強。在庫は潤沢だ。

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ギガバイト「GV-NX86S256H」(写真=左/中央)。ギガバイト「GV-NX86T256D」(写真=右)

 GeForce 8500GT搭載カードを合わせると、およそ40種類以上のカードが並んでいる状況で、店員さんも各モデルの説明に四苦八苦している様子だ。

 T-ZONE.PC DIY SHOPは「多くのお客様は、GPUの種類とメーカー(ブランド)で製品を決めますね。次いで、クーラーの形状が購買の決めてになっている。ギガバイト製品は、見た目もユニークなので注目されています。ミドルレンジのグラフィックスカードなので、オーバークロックモデルはあまり訴求力がないようです」と話す。

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