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富士通、共通技術部門・デザイン部門を分社化

富士通が共通テクノロジ部門とデザイン部門を10月にそれぞれ分社化。自社で培ったノウハウと経験を外部企業にも提供する。

 富士通は8月27日、共通テクノロジ部門とデザイン部門をそれぞれ分社化し、10月1日付けで100%出資の新会社を設立すると発表した。蓄積してきたノウハウと経験を外部企業に活用し、電子機器の設計やデザインを外部企業から受託するアウトソーシングサービスを展開する。

 新会社「富士通アドバンストテクノロジ」は、回路設計や実装、部品など電子機器の共通技術を手掛ける部門を分社化。電子機器や装置などのメーカー向けに、開発・設計受託やコンサルティングを行う。

 デザイン部門を分社化する「富士通デザイン」は、自社製品のデザインのほか、広く外部企業向けに工業製品デザインやユニバーサルデザインなどのコンサルティングを展開する。

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 富士通は蓄積したノウハウを外部企業に活用してもらうBPO(business process outsourcing)サービスを積極的に展開していく方針で、分社化はその一環。

 分社化は簡易分割(分社型新設分割)方式で行い、資本金は富士通アドバンストテクノロジが1億円、富士通デザインが2000万円。

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