「11月まで待てない」と、現行Opteronを買いに走る人たち:古田雄介のアキバPickUP!(4/4 ページ)
「Quad-Core Opteron」搭載マシンのデモ展示で思わぬ波及効果があった模様。瞬殺された「PV4」は、店員さんからの評判がかなり微妙だ。
新型タブレットにメガネ型VGAクーラー――今週注目された名脇役
先週の木曜日、「FAVO」に変わるコンシューマー向けの統一ブランド「Bamboo」に属するタブレット「Bamboo Fun」が複数のショップに入荷した。A5ワイド型の「CTE-650」と、A6ワイド型「CTE-450」の2モデルで、価格はそれぞれ1万8000円弱と1万3000円弱となる。在庫はやや少数だ。
Bamboo Funは専用のペイントソフトを同梱するほか、Windows Vistaのペン入力機能に対応しており、文字入力やPC操作にも活用できる。ファンクションキーやタッチホイールを備えており、補助的な入力デバイスとしても重宝する。
ツートップ秋葉原本店は「FAVOからの買い換え需要はありませんが、定評のあるワコムだけあって、今後も末永く売れていくと思います」と話す。
同じく木曜日、abeeからZUMAX製のATX電源ユニット「ZU-550Z」と「ZU-450Z」が登場した。価格は9500円前後と7500円前後で、在庫は潤沢だ。
ZUシリーズは内部のケーブル類を着脱できるタイプの電源ユニットで、定格電力はZU-550Zが550ワット、ZU-450Zが450ワットとなっている。最大動作音は23デシベルと低く、abeeは「いちばん静かな電源だ!!」とのコピーをパッケージに貼っている。高品質なabeeの電源とあって発売当日から売れ行きは上々とのこと。「1万円以下でabeeの電源が買えるのだから売れるでしょう。ブランド力の勝利です」(TSUKUMO eX.)。
7月21日の「サーマルキャンプ2007 in 秋葉原」でも注目を集めた、サーマルティクのVGAクーラー「DuOrb(CL-G012)」は金曜日から各ショップの店頭に並んだ。価格は5000円前後で、在庫は潤沢だ。
DuOrbは円形のフィンを左右に配置したユニークなデザインのVGAクーラーで、GeForce 8800 Ultraにも対応する冷却性能を持つ。ヒートパイプが“∞”の文字に似た形をしていることから、一部で“メガネクーラー”の愛称も付けられている。
クレバリー1号店は「空冷で現行最強カードにまで対応する貴重なアイテムです。ただ、ハイエンドクラスのカードに使うなら、メモリの冷却がおろそかにならないよう工夫が必要です」と話していた。
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