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ゲーマーズマウスの覇権争いが激化する予感古田雄介のアキバPickUP!(1/4 ページ)

デザインを大幅に変えたロジクールのゲーマーズマウス「G9」が登場。発売日未定のMS「サイドワインダー マウス」との覇権争いが注目されている。

「東京ゲームショウ特需があるのはRazerかな」――ゲーマーズマウスが立て続けに登場

ロジクール「G9 Laser Mouse」

 先週末、ロジクールのゲーマーズマウス「G9 Laser Mouse」が、複数のショップに入荷した。価格は1万円弱~1万2000円で、在庫は潤沢だ。

 G9 Laser Mouseは解像度3200dpiのハイエンドマウスで、ウェイト調節により重量を変更したり、2種類のカバーでグリップ感を好みに合わせるなど、高いカスタマイズ性を持つ。従来シリーズから形状を一新しており、指を浮かせてクリック操作がより軽快にできるように、やや平板なボディを採用している。

 一方、ライバル社からも人気を集めそうなモデルが立て続けに登場する。すでに木曜日にはRazerのレーザーマウス「Diamondback 3G」も登場。従来の「Diamondback」から、解像度を200dpi引き上げた1800dpiとしており、赤と青、緑のカラーバリエーションを用意した。価格は8000円弱で、在庫は潤沢だ。

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 発売日未定ながら、マイクロソフトの「SideWinder Mouse」も、複数のショップに問い合わせが届いており、早くもヒットの予感を漂わせている。重量調節機能を備え、マウス操作だけで解像度の変更ができるなど、こちらもカスタマイズ性が高い。

 複数のライバルが存在するなかで、G9 Laser Mouseも好調な出足を記録している。T-ZONE.PC DIY SHOPは「マウスは自分の手とのフィット感が大切ですが、ロジクール製品なら何でも試したいという人も多い。とりあえず購入して肌に合わなかったら押し入れに入れるような、バブリーな買い方もめずらしくないですよ」と話す。

 ただ、従来シリーズからの大胆なデザインチェンジに戸惑うユーザーも少なくない。某ショップは「G9が日本人の手に合うか疑問です。メイン市場のアメリカと同じデザインなので、どうしても欧米人向けの設計になってしまう。本体デザインを見る限りは、SideWinder Mouseのほうがロングヒットする可能性が高いでしょう」と語っていた。

 なお、9月20日から23日まで、幕張メッセで「東京ゲームショウ2007」が開催されたが、そこからの来客に期待する声はあまり多くない。某ショップは「数年前まではコミケやゲームショウ帰りの人がアキバに寄るという傾向が確かにありました。しかし最近は、ネットで買い物を済ます人が多い。また、コミケやゲームショウに行く層と、アキバを訪れる層がずれてきているので、大幅な来客アップは期待できない」と語っていた。

 その中にあって、健闘しそうなゲーマーズアイテムに、Diamondback 3Gを挙げるショップは多かった。BLESS秋葉原本店は「ロジクール製品は一般受けしているので、タイミングに関係なくヒットします。ゲームショウの恩恵を受けるとするなら、コアなゲーマーに支持されているRazer製品でしょう」と話していた。

Razer「Diamondback 3G」(写真=左)。USER'S SIDE秋葉原本店に入荷したSaitekの「CYBORG evo WIRELESS」。ジョイスティックとしてはめずらしい無線仕様となっている。価格は9429円(写真=中央)。同じくUSER'S SIDE秋葉原本店に入荷した、振動機能付きヘッドフォン「GH30 VIBRATION HEADSET」。価格は6804円(写真=右)

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