嵐を呼んだ、8月のアキバ:5分で分かった気になる、8月のアキバ事情(3/4 ページ)
月末に登場したWindows Home Server日本語版は、関係者の予想を上回るヒット作に。インテルとAMDのCPU新モデルや、低価格ミニPCは“勝ち負け”が見えてきた。
AMDはマザーで勝負――AMD 790GXマザーが話題を集める
一方のAMDは、8月中旬にデュアルコアCPUの「Athlon X2 5400 Black Edition」を1万円前後で投入したものの、8000円前後で購入できる同種のクロック倍率可変モデル「Athlon X2 5000 Black Edition」の市場在庫が残っているため、ほとんど注目を集めなかった。
とはいえ、PhenomとAthlon X2を含めたAMD製CPUの売れ行きは徐々に上向いているという。クレバリー1号店は「AMDはチップセットが優秀なので、マザーを買い換えると同時に対応するCPUを購入する人が多い。AMD 780GチップセットとPhenomをセットで購入する人はめずらしくないですね。最上位のPhenom X4 9950でも2万円台半ばで買えるので、チャレンジしやすいという点も大きいでしょう」と語る。
そして、8月初旬からはAMD 780Gの上位となる「AMD 790GX」チップセットを搭載したマザーボードが各社から登場。先陣を切ったBIOSTARの「TA790GX A2+」に続き、お盆前にはFOXCONNの「A7DA-S」と「A7DA」、8月後半にはJetway「HA07」やギガバイト「GA-MA790GP-DS4H」が店頭に並び、AMD系のハイエンドマシン向けに存在感をアピールした。
AMD 790GXはCrossFireXに対応するほか、グラフィックス専用の「LFB」メモリをサポートしているのが特徴だ。多くのショップでは最も売れているモデルとして、ギガバイトの「GA-MA790GP-DS4H」を挙げている。「LFBメモリにDDR3を採用しているのが特徴です。(ギガバイトは)サポートが充実しているメーカーとしての安心感も人気につながっているようです」(TSUKUMO eX.)という。
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