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ASUS、Nettop「Eee Box」をウイルス混入で回収購入者には無償交換で対応

ASUSはEee PCのデスクトップ版であるEee Boxにウイルスが混入したことを正式発表。10月2日に発売した全ラインアップの回収・交換を行なう。

ASUS「Eee Box」

 ASUSは10月3日、Nettop「Eee Box」のDドライブにウイルスが混入していることが判明したと発表、Eee Box全ラインアップ(Eee Box B202ならびにEee Box B202+液晶ディスプレイセット)の回収を行なう。既に同製品を購入したユーザーに対しては、製品の無償交換で対応する。交換の方法や時期については別途ASUSサポートセンターより案内するとしている。

 Eee Boxは既報の通り、10月2日に国内販売が開始されたが、Dドライブを開くだけで自動的にワーム型ウイルスに感染するトラブルが多発しており、編集部にも情報が寄せられていた。今回の発表により、Eee Boxの販売は一度停止される。

 ASUSによると、Eee Boxに混入したウイルスはDドライブの「Recycled.exe」という名前のファイルで、Dドライブを開くと自動的に感染が始まる。CドライブやEee Boxに接続したリムーバブルメディアに感染する危険性があることから、USBメモリやSDメモリーカードをEee Boxに接続しないように呼びかけている。また、ウイルス対策ソフトの定義ファイルを最新版に更新することを勧めている。

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 Eee Boxにウイルスが混入した原因や経路、混入した台数、感染したウイルスが具体的にどのような被害をもたらすのかは明らかにされていない。

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