液晶輝度とメモリ容量を強化したdynabook「RX2」「NX」発表:2009年PC春モデル
東芝は、1月19日にモバイルノートPCのラインアップ「dynabook SS RX2」と「dynabook NX」の新モデルを発表した。出荷開始はともに1月下旬の予定だ。
今回発表された新モデルはdynabook SS RX2が7機種、dynabook NXが5機種になる。RX2もNXも基本仕様は共通で、CPUはCore 2 Duo SU9300(1.20GHz)、12.1型ワイド液晶ディスプレイ搭載(最大解像度1280×800ドット)、内蔵ドライブにはDVDスーパーマルチを採用する(なお、RX2のバリューモデル「RX2/S7H」は光学ドライブを搭載しない)。
dynabook SS RX2は、上位2モデルでSSDを搭載する。従来モデルと比べて容量が128Gバイトに増やされた。また、すべてのモデルで標準構成のメモリ容量が3Gバイトと強化されている。RX2の新モデルで導入された最大の特徴は液晶ディスプレイの変更で、サイズと解像度は従来モデルと同じながら、最大輝度を250カンデラ平方メートルと増やし、室内における視認性も向上させた。標準で導入されるOSはWindows Vista Business(SP1)で、Windows XPへのダウングレードメディアが付属する。
ラインアップは7機種用意され、機種によって、ストレージデバイス(SSD、もしくは160GバイトHDD)、Office Personal 2007(SP1) PowePoint 2007 (SP1)の有無、Wireless WANの対応、内蔵ドライブの有無が異なっている。SSD128Gバイト、Wireless WAN対応、Office Personal 2007(SP1) PowePoint 2007 (SP1)付属の最上位機種となる「RX2/T9HG」の実売予想価格は30万円前後、HDD160Gバイト、Wireless WAN非対応、Office Personal 2007(SP1) PowePoint 2007 (SP1)付属の「RX2/T8H」の実売予想価格は25万円前後とされている。
dynabook NXは5機種が登場するが、システム構成としては上位機種の「NX/78H」系と下位機種の「NX/76H」系に分けられる。それぞれでカラーバリエーションがあり、NX/78H系では、グラマラスブラックとノーブルホワイト、NX/76H系では、グラマラスブラックとノーブルホワイト、ロータスピンクが用意される。予想される実売価格はNX/78系で20万円前後、NX/76系で19万円前後だ。
基本仕様はNX/78H系もNX/76H系も同様だが、NX78H系ではSSD128Gバイトを搭載するほか、HDDを搭載するNX/76H系でも容量が250Gバイトと従来モデルから強化されている。また、ユーザーの設定作業やトラブルシューティングを手助けする「無線LANらくらく設定」、「動画で解決!操作ガイド」、「動画で学ぶYouTube」、「スカパー! Netてれび」、「東芝ファイルレスキューDVD対応版」がNXシリーズのすべてのモデルで付属する。標準で導入されるOSはWindows Vista Home Premium(SP1)だ。
関連キーワード
dynabook | 東芝 | ノートPC | dynabook SS RX | モバイルPC | Centrino 2 | Core 2 Duo
関連記事
東芝が口火を切った2009年のPC春モデル――「dynabook/Qosmio」を一挙公開
東芝は12月12日、2009年PC春モデルとして8機種22モデルを公開した。スタンダードな「AX/TX」シリーズでアスペクト比16:9の新型液晶を採用するなど、主力モデルの刷新が光る。2009年PC春モデル:“お手軽地デジ”から“超高性能”モデルまで幅広いラインアップで展開――「Qosmio G50/F50」
東芝のAVノートPC「Qosmio」シリーズは、最新CPUや大容量HDDの採用、18.4型フルHDパネルの搭載など、フラッグシップの名にふさわしいハイエンドモデルだ。2009年PC春モデル:3Dゲームがサクサク動く高性能モデル――「dynabook Qosmio GX/FX」
東芝の「dynabook Qosmio」シリーズは、フラッグシップに並ぶ性能を備えつつ、地デジ機能を省いたハイエンドモデルだ。春モデルでは基本性能を強化し、さらに快適に3Dゲームを楽しめるようになった。2009年PC春モデル:アスペクト比16:9の新型液晶を採用した主力ノート――「dynabook TX」
東芝のハイスタンダードノート「dynabook TX」シリーズは、16型ワイドサイズの新型液晶を採用し、ラインアップを7モデルに拡充。CPUやメモリ、HDDも強化した。2009年PC春モデル:16型ワイド液晶を搭載したバリューモデル――「dynabook AX」
東芝dynabookのバリューモデル「dynabook AX」シリーズは、「dynabook TX」と同様に16型ワイドの液晶ディスプレイを採用しつつ、Montevina世代のプラットフォームに刷新された。2009年PC春モデル:基本性能を強化した13.3型ワイドノート――「dynabook CX」
13.3型ワイド液晶を搭載したコンパクトノートPC「dynabook CX」は、メモリを増量して基本性能を強化したマイナーチェンジにとどまった。2009年PC春モデル:15.4型ワイド液晶を搭載した低価格モデル――「dynabook EX」
東芝の2009年PC春モデルでは、バリュー価格帯に新シリーズの「dynabook EX」が加わった。15.4型ワイド液晶を搭載し、価格は13万円前後から。東芝、企業向けノート/デスクトップPCのラインアップを刷新
東芝は、企業向けノートPC新モデル「dynabook SS RX2」「同 N10」など、ノートPC4製品/デスクトップPC1製品の計5製品を発表した。東芝、CPUを強化した「dynabook SS RX2」Webオリジナルモデルを発売
東芝は、このほど発表された12.1型ワイド液晶内蔵モバイルノートPC「dynabook SS RX2」Webオリジナルモデル計3製品を発表した。東芝の“最強モバイル”がMontevina SFFを採用――「dynabook SS RX2」
東芝のモバイルノートPC「dynabook SS RX」がモデルチェンジし、ラインアップを全7モデルに拡大した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.