デル、AlienwareのデスクトップPCなど5機種を発売:エイリアン侵略第2弾
AlienwareのゲーミングデスクトップPCが日本上陸。性能はもちろん、筐体上部が開閉する自動熱排気システムなど、ギミックもすごい。
デルは9月24日、ゲーミングPCブランド「Alienware」の新モデル計5機種を発表、同日より順次販売を開始する。Alienwareが手がけた製品の国内販売は、2009年6月にリリースされたゲーミングノートPC「M17x」に続く2度目。今回はデスクトップPCとして「Alienware Aurora」とそのプレミアムモデル「Alienware Aurora ALX」、および「Alienware Area-51」と「同Area-51 ALX」、そしてM17xのボディデザインを踏襲した15インチワイドノートPC「M15x」がラインアップされている。
Alienware Auroraは、MicroATX筐体のデスクトップPCで、Intel X58 Expressベースの基本システムを搭載し、CPUはCore i7-920/950/975から選択できる。グラフィックスオプションには、NVIDIA GeForce GTX 295(1.8Gバイト)や、ATI Radeon HD 5870(1Gバイト)を用意。ストレージとして、最大3TバイトのHDD(7200回転)や、より高速な256GバイトSSDを選択可能だ。OSは64ビット版のWindows Vista Home PremiumまたはWindows Vista Ultimate。なお、Aurora ALXは、オーバークロックで3.6GHzまでクロックを引き上げられるCore i7 975 Extreme Editionを選択できるほか、筐体上部には、シャーシ内部の熱を自動的に排出する開閉機構が備わっている。最小構成価格はAlienware Auroraが16万9800円、Alienware Aurora ALX20万9800円だ。
一方、コアゲーマー向けモデルのAlienware Area-51は、SLI対応のNVIDIA GeForce GTX 295やATI CrossFireXに対応したATI Radeon HD 5870が選べるほか、上位のAlienware Area-51 ALXは3.86GHzで動作(出荷時にオーバークロック)するCore i7-975 Extreme Editionを選択できるなど、圧倒的なパフォーマンスが特徴だ。メモリはArea-51が1333MHzのDDR3メモリを最大12Gバイト、Area-51 ALXは1600MHzのDDR3メモリを最大12Gバイトまで搭載可能。ストレージは最大3TバイトのHDD(7200回転)、および256GバイトのSSDも用意されている。なお、外装はアルマイト加工が施され、Aurora ALX同様に自動排気システム「Active Venting」を搭載するほか、筐体前面のドア部分をソフトウェアで開閉制御できる。価格はAlienware Area-51が25万円前後、Alienware Area-51 ALXが35万円前後。こちらは10月中旬より出荷される予定だ。
なお、国内第一弾として投入されたAlienware M17xと共通のボディを採用する15型ワイド(1600×900ドット)液晶ノートPC「M15x」は18万7380円からと求めやすい価格になった。
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