「某社がからむとロクなことないね」――売れ行き好調なSSDに値上がりの兆候:古田雄介のアキバPickUp!(3/4 ページ)
DDR2/3メモリが値上がり傾向にある現在、フラッシュメモリ全般の仕入れ値が上がっているとの情報が各所から流れている。ブートドライブとして人気がさらに加速しているSSDについても、先行きを不安視する声が聞かれた。
「普及の可能性は高いけど、緩やかなペースでしょう」――初のUSB 3.0カードが登場!
先週、パソコンハウス東映に、TFTEC JAPANの変換名人ブランド「USB 3.0 PCI-E CARD S19903」が入荷した。価格は4880円で、在庫は少数だ。初のUSB 3.0対応カードとして注目を集めている。USB 3.0は最大5Gbpsの転送速度を誇る次世代規格で、USB 2.0や1.1との下位互換性がある。パソコンハウス東映は「いち早く登場したということもあり、好調に売れていますね。ただ、まだ外付けHDDケースなどの対応デバイスが登場していないので、本格的に普及するのは少し先になるでしょう」と話していた。
アキバのPCパーツショップでは10月ごろからUSB 3.0関連アイテムのデモ展示が行われており、S19903以外にも予約受付が始まっているモデルが複数ある。そのうち「ラトックシステムのアダプターカードは11月中旬までに登場するようです。バッファロー製品は生産が少し遅れているようで、11月後半になるかもしれません。あとは、複数のマザーボードベンダーからUSB 3.0チップをオンボードしたマザーボードが11月中旬に登場するとウワサされています」(某ショップ)という。
ただし、パソコンハウス東映と同じく、本格的な普及は対応デバイスの登場後とみるショップが大半だ。T-ZONE.PC DIY SHOPは「ラトックシステムから『RS-EC3-U3WS』や『SA-DK1-U3』などのUSB 3.0対応外付けHDDケースが12月下旬に登場するみたいです。それから徐々に普及していく流れでしょうね。USBは一般的な認知度も十分なので、将来の業界標準になる可能性は高いと思います。ただ、それは対応デバイスが豊富にそろったあとでしょう。eSATAも今では高速な外付け規格として人気がありますが、登場時はほとんど見向きされなかったですし」と話していた。
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