もっと軽くなってしまった!──「dynabook R731」:2012年PC春モデル
東芝は、薄型軽量ノートPCラインアップ「dynabook R731」の新モデルを発表した。新しい液晶パネルの採用で本体の軽量化に成功した。
- dynabook 2012年春モデル全体の概要はこちら→REGZA連携、スリムSSDノートなど、主力4シリーズを一新──東芝「dynabook」の春商戦向け新モデル
高輝度軽量パネルの採用で本体を120グラム軽量化
東芝は、1月23日に「dynabook R731」の新モデルを発表した。発売は1月下旬の予定だ。登場するのは、「dynabook R731 R731/39E」「dynabook R731 R731/38E」「dynabook R731 R731/37E」「dynabook R731 R731/36E」の4モデルで、それぞれ、本体カラーに「グラファイトブラック」と「シャンパンゴールド」のバリエーションを用意する。
すべてのモデルで、本体にDVDスーパーマルチドライブを内蔵、本体搭載のインタフェースには、ExpressCardスロット(/34対応)、USB 3.0、2基のUSB 2.0(うち1基はeSATA兼用)、有線LAN、HDMI、アナログRGBをそろえる。無線接続はIEEE 802.11b/g/n(R731/39EのみIEEE 802.11a/b/g/n)準拠の無線LANのほか、WiMAXも利用できる。標準バッテリー搭載時の本体サイズは約316(幅)×227(奥行き)×18.3~26.6(厚さ)ミリ。バッテリー駆動時間と重さは、モデルによって異なる。
液晶ディスプレイは13.3型ワイドで解像度は1366×768ドット。R731/36E以外の3モデルで従来モデルから高輝度、かつ、軽くなったパネルを採用したことで、本体の重さは、従来モデルから約120グラムの軽量化に成功した。また、すべてのモデルで有効130万画素のWebカメラを搭載し、プリインストールするSkypeで利用できる。
OSは、R731/39EがWindows 7 Professional、そのほかのモデルがWindows 7 Home Premiumで、いずれも64ビット版と32ビット版のセレクタブルとなる。また、従来モデルでも導入した東芝高速スタートを継承し、起動時間約10秒を実現する。
最上位モデルの「R731/39E」は、CPUにデュアルコアのCore i7-2640M(2.8GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.5GHz)を搭載し、チップセットはIntel QM67 Expressを採用。今回登場するdynabook R731で唯一vPro Technologyに対応する。システムメモリはDDR3を8Gバイト(4Gバイト×2基)実装。データストレージは容量128GバイトのSSDを搭載し、本体の重さは約1.29キロ。標準バッテリー搭載時でバッテリー駆動時間は約13時間になる。実売予想価格は20万円前後の見込みだ。
R731/38Eは、CPUがCore i5-2520M(2.5GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.2GHz)で、チップセットはIntel HM65 Expressを採用。システムメモリは、DDR3を8Gバイト(4Gバイト×2基)実装する。データストレージは128GバイトのSSDを採用する。本体の重さは約1.29キロ。標準バッテリー搭載時でバッテリー駆動時間は約13時間。実売予想価格は18万円前後とみられる。
R731/37Eは、CPUがCore i5-2520M(2.5GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.2GHz)で、チップセットはIntel HM65 Expressを採用。システムメモリはDDR3を4Gバイト(4Gバイトを1基)実装する。データストレージは容量640GバイトのHDD(5400rpmモデル)で、本体の重さは約1.37キロになる。バッテリー駆動時間は、標準バッテリー搭載時で約11時間。実売予想価格は16万円台半ばとみられる
R731/36Eは、CPUがCore i5-2450M(2.5GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.1GHz)でチップセットはIntel HM65 Expressを採用。システムメモリはDDR3を4Gバイト(4Gバイトを1基)実装する。データストレージは容量640GバイトのHDD(5400rpmモデル)。ほかのモデルと異なり、搭載する液晶パネルが新しい軽量タイプでないため、本体の重さは約1.49キロになる。バッテリー駆動時間は標準バッテリー搭載時で約11時間。実売予想価格は15万円前後の見込みだ。
dynabookシリーズ店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD / SSD | OS | 実売価格 |
dynabook R731 | R731/39E (2色) | 1スピンドル | 基本性能強化、軽量化 | Core i7-2640M vPro (2.8GHz/ 最大3.5GHz) | 8GB (DDR3) | 128GB SSD | 32/64ビット版 7 Professional (SP1) | 20万円前後 |
R731/38E(2色) | 1スピンドル | 基本性能強化、軽量化 | Core i5-2520M (2.5GHz/ 最大3.2GHz) | 8GB (DDR3) | 128GB SSD | 64ビット版7 Home Premium (SP1) | 18万円前後 | |
R731/37E (2色) | 2スピンドル | 基本性能強化、軽量化 | Core i5-2520M (2.5GHz/ 最大3.2GHz) | 4GB (DDR3) | 640GB | 64ビット版7 Home Premium (SP1) | 16万円第半ば | |
R731/36E (2色) | 2スピンドル | 基本性能強化 | Core i5-2450M (2.5GHz/ 最大3.1GHz) | 4GB (DDR3) | 640GB | 64ビット版7 Home Premium (SP1) | 15万円前後 | |
dynabookシリーズ店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV/オフィス | 重量 |
dynabook R731 | R731/39E (2色) | 13.3型ワイド | 1366×768 | Intel QM67 | DVDスーパーマルチ | CPU統合 | ─/Office Home and Business 2010 (SP1) | 約1.29キロ |
R731/38E (2色) | 13.3型ワイド | 1366×768 | Intel HM65 | DVDスーパーマルチ | CPU統合 | ─/Office Home and Business 2010 (SP1) | 約1.29キロ | |
R731/37E (2色) | 13.3型ワイド | 1366×768 | Intel HM65 | DVDスーパーマルチ | CPU統合 | ─/Office Home and Business 2010 (SP1) | 約1.37キロ | |
R731/36E (2色) | 13.3型ワイド | 1366×768 | Intel HM65 | DVDスーパーマルチ | CPU統合 | ─/Office Home and Business 2010 (SP1) | 約1.49キロ |
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