ブラザー、USB接続に対応したシースルー型HMD「AiRScouter」:スカウター新モデル
シースルー型ヘッドマウントディスプレイ「AiRScouter」に、USB接続の外部ディスプレイとして利用できる新モデルが登場した。
ブラザー販売は4月17日、業務用シースルー型ヘッドマウントディスプレイ「AiRScouter」を発表、6月中旬より販売する。ラインアップは裸眼者用「WD-100G」と眼鏡者用「WD-100A」の2モデルで、価格はオープン。
AiRScouterは、すでにNECのウェアラブルPC「Tele Scouter」に採用されているが、今回新たにUSBインタフェースを備え、PCと接続するための専用コントロールボックスを開発して汎用性を向上した。
AiRScouterは、PCから出力された映像を実際の視野に重ねて表示するヘッドマウントディスプレイ。表示解像度は800×600ドットで、1メートル先に16型相当の画面(対角約22.4度)を表示する。透過率が高く視野を妨げないため、図面を見ながら機器を組み立てる作業や、遠隔地から指示を受けて機器のメンテナンスを行う作業に適しているという。映像と電力はケーブル1本で伝送可能(バスパワー駆動に対応)。このほか、約10~30センチの範囲で画面の表示位置を調整できる視度調整ダイヤルを備える。対応OSはWindows XP Home Edition/同Professional/Windows 7。
ディスプレイ部のサイズは約75(幅)×40(奥行き)×35(高さ)ミリ、重量は約64グラム(約1.36メートルのケーブル含む)。コントロールボックスは72.5(幅)×19(奥行き)×79(高さ)ミリ、約75グラムだ。なお、発売に先行して、4月25日11時~17時半にブラザー東京ショールーム(東京都中央区京橋3-3-8)で体験会を実施する。入場料は無料(予約不要)。
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