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メモリ容量が最大192GBに! AMDが新型モンスターAPU「Ryzen AI Max PRO 400」を発表
AMDが、Ryzen AI Maxシリーズのアップデートモデルを発表した。搭載可能なメモリ容量を最大192GBに引き上げ、より多くのグラフィックスメモリが必要な用途にも使えるようにしたことが特徴だ。
AMDは5月20日(米国太平洋夏時間)、新型のハイエンドAPU(GPU統合型CPU)「Ryzen AI Max PRO 400」を発表した。搭載PCは2026年第3四半期(7〜9月)以降にHPやLenovoから発売される予定で、自社開発のミニPC「Ryzen AI Halo」にも搭載する予定だ。
Ryzen AI Max PRO 400の概要
Ryzen AI Max PRO 400は、Zen 5アーキテクチャのCPUコアと、RDNA 3.5アーキテクチャのGPU(Radeon 8000Sシリーズ)、LPDDR5X規格のユニファイドメモリを統合したAPUで、企業向けのセキュリティ/管理機能「AMD PRO」に対応している。
基本仕様は既存の「Ryzen AI Max 300」シリーズから大きく変わらないが、搭載できるユニファイドメモリの容量を最大128GBから最大192GBとした上で、グラフィックスメモリに割り当てられる容量も最大96GBから最大160GBに引き上げたことが特徴だ。
AMDは本APUを「世界初の3000億パラメーター超のLLM(大規模言語モデル)をローカル実行できるx86プロセッサ」とうたっている。
ラインアップ
Ryzen AI Max PRO 400のラインアップは以下の通りだ。なお、全モデルにおいて標準TDP(熱設計電力)は55W、調整可能なTDPは45〜120Wとなっている。
- Ryzen AI Max PRO 485
- CPUコア:8基16スレッド(3.6GHz〜5GHz)
- GPUコア:Raden 8050S(演算ユニット32基)
- NPUコア:XDNA 2アーキテクチャ(最大50TOPS)
- キャッシュ容量(L1〜L3合算):40MB
- Ryzen AI Max PRO 490
- CPUコア:12基24スレッド(3.2GHz〜5GHz)
- GPUコア:Raden 8050S(演算ユニット32基)
- NPUコア:XDNA 2アーキテクチャ(最大50TOPS)
- キャッシュ容量(L1〜L3合算):76MB
- Ryzen AI Max+ PRO 495
- CPUコア:16基32スレッド(3.1GHz〜5.2GHz)
- GPUコア:Raden 8060S(演算ユニット40基)
- NPUコア:XDNA 2アーキテクチャ(最大55TOPS)
- キャッシュ容量(L1〜L3合算):80MB
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