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AMDが強々なミニPC「Ryzen AI Halo」を披露 NVIDIAのミニスパコンに“汎用性”で対抗
AMDが自社設計の新型ミニPC「Ryzen AI Halo」を披露した。Ryzen AI Max+ 395を搭載する構成は6月から販売が始まる予定で、後日メモリ容量を増やしたRyzen AI Max+ PRO 495を搭載する構成も登場する見通しだ。
AMDは5月20日(米国太平洋夏時間)、最大2000億パラメータのオンデバイスAI処理に対応するミニPC「Ryzen AI Halo」を発表した。「Ryzen AI Max+ 395」を搭載する構成は6月から米国のPCショップ「Micro Center」において予約販売を開始する予定で、想定価格は3999ドル(約63万5700円)となる。2026年第3四半期(7〜9月)には、新型の「Ryzen AI Max+ PRO 495」を搭載する構成も登場する見通しだ。
Ryzen AI Haloの概要
Ryzen AI Haloは、NVIDIAのミニワークステーション「DGX Spark」や、Apple Silicon搭載のMacに対抗すべく生まれた製品となる。Ryzen AI Max+ 395を搭載するモデルの場合、先述の通り最大2000億パラメータのオンデバイスAI処理が可能な上に、以下の通りDGX Sparkにはない“強み”も備えている。
- Windowsで稼働可能(DGX SparkはLinuxベースの「DGX OS」のみサポート)
- x86プログラムを実行可能(DGX SparkはArmベースのプログラムをサポート)
- AI演算処理をNPUにオフロード可能(DGX SparkにはNPUがない)
スペック
Ryzen AI Max+ 395搭載のRyzen AI Haloの主な仕様は、以下の通りとなる。
- APU(GPU統合型CPU):Ryzen AI Max+ 395
- CPUコア:16基32スレッド(Zen 5アーキテクチャ)
- GPUコア:Radeon 8060S(RDNA 3.5アーキテクチャ:演算ユニット40基)
- NPUコア:XDNA 2アーキテクチャ(最大50TOPS)
- ユニファイドメモリ:128GB(LPDDR5X-8000規格)
- 最大96GBまでグラフィックスメモリに割り当て可能(要設定)
- ストレージ:2TB SSD(自己暗号化対応)
- ポート類:USB Type-C端子×4(1基は電源入力用)、有線LAN(10GBASE-T)ポート
- ワイヤレス通信:Wi-Fi 7/Bluetooth 5.4
- 映像出力:HDMI 2.1b端子×1
- サポートOS:LinuxとWindows
- 本体サイズ:約150(幅)×150(奥行き)×45.4(高さ)mm
- 重量:1.2kg以下
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