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HDD+SSDキャッシュで価格を抑えたUltrabook――「IdeaPad U310」2012年PC夏モデル

レノボ2台目のUltrabook「IdeaPad U310」は第3世代Core i5を搭載し、ストレージはHDD+SSDキャッシュという構成を採用した。価格はオープンだが、8万円未満となる見込みだ。

8万円未満の普及価格帯へ投入

レノボ・ジャパン2台目のUltrabook「IdeaPad U310」(写真はアクアブルー)

 レノボ・ジャパンは6月5日、同社2台目のUltrabookとなる「IdeaPad U310」を2012年6月8日に発売すると発表した。価格はオープンで、同社は8万円未満で提供するとしている。

 IdeaPad U310は13.3型ワイド液晶ディスプレイ(1366×768ドット表示対応)を内蔵し、CPUに第3世代Coreプロセッサーファミリーを、ストレージはHDD+SSDキャッシュを採用する。スタンバイからの復帰は約2秒、休止状態からの復帰は約7秒という高速起動を実現したという。

 主な仕様は、TDP17ワットの超低電圧版であるCore i5-3317U(1.7GHz/最大2.6GHz)とIntel HM77 Expressチップセットを組み合わせた基本システム、4Gバイトメモリ(4Gバイト×1)、500GバイトHDD(5400rpm)+キャッシュ用32GバイトSSD(Intel Smart Response Technology対応)となる。グラフィックスはCPU統合のIntel HD Graphics 4000を利用する。

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 インタフェースは、USB 3.0×2、USB 2.0×1、100BASE-TXの有線LAN、HDMI出力、音声入出力、SDメモリーカード/メモリースティック用スロット、HD Webカメラなどを備える。無線通信機能はIEEE802.11b/g/nの無線LAN、Bluetooth 4.0を利用できる。キーボードは日本語88キー配列のアイソレーション型を採用しており、タッチパッドは左右のクリックボタンがパッドに一体化したクリックパッドを内蔵する。指の動きを認識し、手のひらなどがセンサー部に触れても誤動作しにくい構造を採用した。

 OSは64ビット版Windows 7 Home Premium(SP1)をプリインストールし、独自の高速起動ソフトウェアとして「Lenovo Enhanced Experience 3 for Windows 7」を搭載する。起動時間は約25秒で、多くのアプリケーションをインストールした後でも、初期の起動時間を保つ「ブートシールド」機能を備える。

 本体サイズが333(幅)×225(奥行き)×18(高さ)ミリで、重量が約1.68キロ。バッテリー動作時間は約6.2時間だ。カラーバリエーションは、グラファイトグレー、アクアブルー、チェリーブロッサムピンクの3色を用意する。

カラーバリエーションはアクアブルーのほか、グラファイトグレー(写真=左)、チェリーブロッサムピンク(写真=右)の合計3種類となる
IdeaPad U310店頭モデルの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD / SSD OS 実売価格
IdeaPad U310 43754(3色) Ultrabook 新世代CPU、新デザイン Core i5-3317U (1.7GHz/最大2.6GHz) 4GB (DDR3) 500GB HDD+32GB SSD 64ビット版 7 Home Premium (SP1) 8万円未満
IdeaPad U310店頭モデルの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU vPro/オフィス 重量
IdeaPad U310 43754(3色) 13.3型ワイド 1366×768 Intel HM77 CPU統合 ─ / ─ 約1.68キロ

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