ガラスのUltrabookが“Ivy Bridge”世代に進化――「HP ENVY14-3100 SPECTRE」:2012年PC夏モデル
日本HPの14型Ultrabook「HP ENVY14-3100 SPECTRE」は、高硬度のガラスを多用したボディはそのままに、基本スペックを強化した。
第3世代Core i5/i7を搭載、メモリは8Gバイトに
日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は7月25日、14型ワイド液晶ディスプレイを搭載するUltrabook「HP ENVY14-3100 SPECTRE」を発表した。
HP ENVY14-3100 SPECTREは、同社が2012年3月に発売した「HP ENVY14 SPECTRE」の後継機種にあたる。第3世代Coreプロセッサー・ファミリーのCPUを採用し、メモリ容量を強化した以外は、従来モデルとほぼ共通の仕様を採用する。
ラインアップは直販限定のHP Directplusモデル「HP ENVY14-3107TU」と、量販店向けモデル「HP ENVY14-3108TU」の2種類を用意する。HP Directplusモデルは同日販売を開始し、量販店向けモデルは2012年7月27日に発売する。価格は前者が16万4850円から、後者はオープンプライスで、実売価格は15万円前後の見込みだ。
量販店モデル(HP ENVY14-3108TU)の主なスペックは、CPUがCore i5-3317U(1.7GHz/最大2.6GHz)、メモリは8Gバイト(PC3-12800)、ストレージは128GバイトSSDで、グラフィックス機能はCPU内蔵のIntel HD Graphics 4000を利用する。14型ワイド液晶ディスプレイの解像度は1600×900ドットに対応しており、画面とフレーム部が1枚のガラスで覆われている。
インタフェース類は、HDMI出力、Mini DisplayPort出力、USB 3.0×1、USB 2.0×1(いずれも電源オフ時の給電に対応)、ヘッドフォン出力/マイク入力共用端子、SDXC対応メモリーカード/MMC用スロット、約92万画素のWebカメラを搭載。通信機能はギガビットLAN、IEEE802.11a/b/g/nの無線LAN、Bluetooth 4.0を標準装備する。
HP Directplusモデル(HP ENVY14-3107TU)は、CPUがCore i7-3667U(2GHz/最大3.2GHz)で、ストレージが256GバイトSSDであるほかは、量販店モデルと共通の仕様だ。
OSは64ビット版Windows 7 Home Premium(SP1)をプリインストールし、Photoshop Elements 10、Premiere Elements 10などのソフトウェアも用意する。内蔵するリチウムイオンバッテリーは4セルタイプで、バッテリー動作時間は量販店モデルが約9時間30分、HP Directplusモデルが約9時間45分となる。本体サイズは327(幅)×221(奥行き)×20~23(高さ)ミリで、重量は約1.79キロ。専用のスリーブケースやアクセサリケースが付属する。
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14.0インチのプレミアムUltrabook
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