レノボが「ThinkPad」2026年モデルを一挙発表! 12年ぶりの構造刷新やUSB Type-Cの自力交換対応でメンテナンス性も向上(1/3 ページ)
レノボ・ジャパンが、1月と3月にグローバル発表された新しいThinkPadの販売を順次開始する。この記事では、発表された新モデルの概要を紹介する。
レノボ・ジャパンは4月7日、ノートPC「ThinkPad」の2026年モデルを同日から順次発売することを発表した。この記事では、新モデルの概要を紹介する。
新モデル共通の特徴
2026年モデルのThinkPadは、Tシリーズの一部を除き「Copilot+ PC」に準拠したAI PCで、レノボがここ数年積極的に取り組んでいるメンテナンス性を向上する取り組みを一層強化した他、一部のモデルにおいてキートップ印字のリニューアルも実施している。
メンテナンス性の向上
メンテナンス性を向上すべく、ここ数年のThinkPadでは内蔵バッテリーのCRU(ユーザー交換可能部品)化を進めてきた。2026年モデルでは、これに加えて交換可能なUSB Type-C端子の搭載を行っている。
従来、Thunderbolt 4/5端子やUSB4端子を含むUSB Type-C端子に障害が発生した場合、メインボード(マザーボード)を丸ごと交換しないといけなかったが、交換可能な端子を備えるモデルでは端子部のみを交換すれば修理が完了するため、故障時のダウンタイムを極小化できる。USB Type-C端子がCRU指定されている場合は、ユーザーが交換することも可能だ(※1)。交換によって端子が直るかどうかの判定は、UEFI(BIOS)に格納した診断プログラムで判断できる。
USB Type-C端子の交換に対応するモデルは以下の通りだ。
- CRUとしてユーザーが交換可能(※1)
- ThinkPad T14s Gen 7(左側の2基のみ)
- ThinkPad T14s 2-in-1 Gen 2(左側の2基のみ)
- ThinkPad T14 Gen 7(左側の2基のみ)
- ThinkPad T16 Gen 5(左側の2基のみ)
- FRU(※2)として搭載
- ThinkPad X1 Carbon Gen 14(左側の2基のみ)
- ThinkPad X1 2-in-1 Gen 11(左側の2基のみ)
- ThinkPad X13 Detachable Gen 1
(※1)レノボのCRUには2種類あり、USB Type-C端子はPCに対するスキルが高い人向けの「オプションサービスCRU」という扱いとなる
(※2)Field Replaceable Unit:技術員による「オンサイト修理」で交換可能な部品
Tシリーズでは、本体左側面にある2基のThunderbolt 4(USB4)端子が自分で交換できる「オプションサービスCRU」に指定されている。故障した場合はユーザーがサポートに「部品を下さい」と連絡すれば、自分で取り換えることが可能だ。X1シリーズとX13 Detachable Gen 1については、内部構造の都合で技術者による交換対応となる(ユーザーによる交換には対応しない)
キートップの印字のリニューアル
キーボードの配列については、ThinkPad X1シリーズ以外は2025年モデルと同じだが、ThinkPad X1シリーズとThinkPad Tシリーズについてはキートップの印字をリニューアルしている。具体的には印字のフォントを一新し、印字をセンタリングするようになった。
ただし、日本語キーボードに限り、印字のセンタリングは機能キーなど一部に限られる。
X1/Tシリーズの欧米配列のキーボードについては、印字のフォントをリニューアルした上で、印字をセンタリングするようになった。写真はいずれもThinkPad T14 Gen 7で、左が米国英語(US)キーボード、右がイギリス英語(UK)キーボードだが、日本ではUKキーボードを選択できない
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
Lenovoが「Think」ブランドの新製品を一挙発表 「ThinkPad T」シリーズ大幅拡充し、Androidタブレット「ThinkTab X11」も登場
Lenovoが、MWC Balcerona 2026に合わせて「Think」ブランドの新製品を一挙発表した。この記事では、コンセプトモデルを含めて一挙に紹介する。
「ThinkPad X1」「ThinkPad X9」に2026年モデル 「FIFAワールドカップ2026」とのコラボモデルも
CES 2026に合わせて、LenovoがThinkブランドのビジネス向けPCの新製品を発表した。この記事では、主な新製品を紹介する。
“AI時代のThinkPad”をレノボ・塚本氏に聞く 新設計のフラグシップからコンセプトモデルまで
CES 2026のタイミングに合わせて、Lenovoが「Lenovo Tech World 2026」を開催した。このイベントで、グローバルのビジネスPCの開発責任者であるレノボ・ジャパンの塚本泰通副社長に話を伺う機会があった。新しい「ThinkPad X1シリーズ」と、コンセプトモデル「ThinkPad Rollable XD Concept」について、いろいろ聞いてみた。
パソコンの修理は「訪問修理」の時代に!? 実際に試してみた結果
私事だが、手持ちの「ThinkPad X13 Gen 3」の調子が悪くなった。調子が悪くなる前に、保守サービスとして「オンサイト(訪問)修理」を追加したことを思い出し、早速修理を依頼することになった。PCの訪問修理を初めて受ける筆者は、果たしてどんな体験をすることになるのか……?
画面が縦に変形する「ThinkPad」や充電不要のキーボードマウス、AIグラス──レノボ、コンセプトモデルを披露
レノボはCES 2026にて、13型から16型に画面が縦に変形する巻取り式PCや、AIエージェント搭載のメガネ型端末など、複数のコンセプトモデルを発表した。





