写真で“じっくり”確認する「VAIO Fit multi-flip PC」「VAIO Tap 11/21」:IFA 2013(2/2 ページ)
日本でももうすぐ発表か? IFA 2013で発表されたソニーのVAIO新シリーズ──Windows 8タブレット「VAIO Fit multi-flip PC」、“3スタイル変形”タイプ「VAIO Tap 11」など注目モデルを改めてじっくりチェックしよう。
Surface Proより優れる部分も多い、11.6型Windows 8タブレット「VAIO Tap 11」
「VAIO Tap 11」は、ワイヤレスキーボード付きの11.6型Windows 8.1タブレットだ。
キーボードを組み合わせる10型クラスのWindows 8タブレットとしては、Microsoft「Surface Pro」などが思いつくが、ソニーによれば厚さ9.9ミリ(0.39インチ)とする10ミリを切るボディはインテルのCoreプロセッサー+フルHDディスプレイを搭載する同クラスのモデルとして世界最薄とのことである。なるほど、前面/背面ともフラットな造形で、手にすると“薄さ”が際だって感じられる。
VAIO Tap 11に付属するワイヤレス接続の専用キーボードもSurface Proと比較されやすそうだ。両者の違いは、Surface Proがフリップカバーの形態とする直付け仕様であるのに対し、VAIO Tap 11は、通常時は「ワイヤレス接続でのセパレート形態」、収納時は「マグネットで本体とキーボードをくっつけて保管」とするスタイルの違いがある。通常、ワイヤレスキーボードは本体とは別に充電が必要だが、VAIO Tap 11は重ねるだけでキーボードも充電できるのがとてもスマートだ。本体と重ねる場所に充電用の接点がある。
公称6時間とするバッテリー動作時間は少し短い気はするが、約780グラムの携帯性とのトレードオフだろうと理解したい。
搭載インタフェースはSDメモリーカードスロット、USB 3.0、Micro HDMI出力が備わる。このあたりもSurface Proに似通うが、Tap 11は、キーボードの金属パネルでデザイン性と剛性がしっかり確保されている部分が強みと感じる。Surface ProのType Coverのように“たわみ”が発生しないので、ヒザの上や列車/航空機内などで使用するシーンでもごく普通に作業できるはずだ。また、Surface ProではサポートされないNFCも内蔵しており、スマートフォンやスピーカーなどで採用例が増えているNFCペアリング対応周辺機器もスマートに接続できる。このあたりはNFCを推進するソニーといった感じだ。
バッテリーでも動作する家族共用タブレットPCが進化「VAIO Tap 21」
「テーブルのように画面を寝かせて複数人が同時にPCを楽しめる」をコンセプトに2012年に発表されたVAIO Tap 20の後継モデルが「VAIO Tap 21」だ。
VAIO Tap 21は、キーボード+マウスと組み合わせてオールインワンタイプのPCとして利用できるのはもちろん、バッテリーを内蔵し、持ち運びして複数人で楽しめるタブレットの特性も持つ。前モデルのコンセプトはそのままに、以前までは樹脂製カバーだった背面がアルミの金属素材に変更され、より高級感が向上している。そのあたりは「VAIO」のエンボスのロゴに感じることができる。
関連キーワード
VAIO Tap | VAIO Fit | Windows 8 | Surface Pro | Windowsタブレット | NFC(Near Field Communication) | ソニーストア
関連記事
- IFA 2013関連記事一覧
ソニー、3つのスタイルに変形する「VAIO Fit multi-flip PC」を欧州で発表
YouTubeで公開されたティーザー動画の正体、それは独特の変形機構を備えたコンバーチブル型ノートPC「VAIO Fit multi-flip PC」だった。ソニー、世界最薄のHaswell搭載Windows 8タブレット「VAIO Tap 11」を欧州で発表
「VAIO Tap 11」は、Intel Core搭載で世界最薄をうたう厚さ9.9ミリのWindows 8タブレット。ワイヤレスキーボードやデジタイザスタイラスも用意している。“ワンタッチ”と周辺機器でスマートフォンの楽しさを広げるソニー
ソニーは、「IFA 2013」開幕前日製品発表会を開催した。ここでは、発表会で紹介したスマートフォンや周辺機器、サービスの注目ポイントを紹介しよう。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.