この冬の本命?――“4万円から買える”8型Windowsタブレットを比較する:価格か、機能か、携帯性か(2/2 ページ)
何やら物欲をそそる8型Windows 8.1タブレット。日本エイサー「Iconia W4-820」、東芝「dynabook Tab VT484」、デル「Venue 8 Pro」、レノボ・ジャパン「Miix 2 8」のどれを選ぶ?
日本エイサー「Iconia W4-820」
日本エイサーは他社に先駆け、業界初の8.1型Windows 8タブレット「Iconia W3-810」を2013年7月11日に発売した実績がある。その後継となるのが、8型Windows 8.1タブレット「Iconia W4-820」だ。CPUをClover TrailからBay Trail-Tに刷新し、Windows 8.1を軽快に動かせるパフォーマンスを手に入れている。
ラインアップはOffice Personal 2013搭載モデルの「W4-820/FP」(4万3000円前後)、Office Home and Business 2013搭載モデルの「W4-820/FH」(4万8000円前後)の2モデル展開。Windows 8.1タブレットとしては標準的な仕様で、差異化ポイントとしてはMicro HDMI出力とステレオスピーカーを内蔵している点が挙げられる。6色展開のスタンド兼ケース、Bluetoothキーボード(8000円前後)、液晶保護フィルムといったアクセサリにも注目だ。
- → エイサー、8型IPS液晶を備えたAtom搭載Windows 8.1タブレット「Iconia W4-820」
- → 日本では11月に発売:Acer、第4世代Atom搭載の8型Windows 8.1タブレット「Iconia W4」
東芝「dynabook Tab VT484」
国内大手PCメーカー初の8型Windows 8.1タブレットが「dynabook Tab VT484」だ。ラインアップはOffice Personal 2013搭載の32バイトモデル「VT484/22K」(5万円台前半)、Office Home and Business 2013搭載の32Gバイトモデル「VT484/23K」(6万円前後)、そしてOffice Home and Business 2013搭載の64Gバイトモデル「VT484/26K」(6万円台半ば)の3モデルを用意する。
他機種より割高だが、前述の通り、マイクロソフトの小型Bluetoothキーボード「Wedge Mobile Keyboard」(実売5000円台半ば)と、Skypeの世界41カ国・固定電話かけ放題プラン1カ月間分(1100円相当)が必ずもらえるキャンペーンを実施中だ。4機種の中で最も厚くて重い一方、約800万画素と最も高画素のアウトカメラを装備し、GPS、Micro HDMI、ステレオスピーカーも内蔵するなど、全体的に高スペックな構成となっている。
- → 2013年タブレット秋冬モデル:400グラム台+11時間動作、国内メーカー初の8型Windows 8.1タブレット──「dynabook Tab VT484」
- → CEATEC JAPAN 2013:東芝の小型「Windows 8.1搭載タブレット」、CEATECでもチラ見せ
デル「Venue 8 Pro」
デルの「Venue 8 Pro」は、非常にコストパフォーマンスの高い8型Windows 8.1タブレット。Office Personal 2013が付属した標準構成で3万9980円、Office Home and Business 2013を搭載しても4万1980円と、価格面でのインパクトが大きい。ボディカラーはブラックと鮮やかなレッドから選択できる。
CPUは4機種の中で唯一、性能が一部落ちるAtom Z3740Dを採用するが、Windows 8.1は軽快に動作する。インカメラの画素数は最も低く、GPSやMicro HDMIは搭載しない(Miracastに対応)が、Miix 2 8に次ぐ、薄型軽量ボディを実現しているのは見逃せない。
3G/HSPA+対応Micro SIMスロット(7854円)、シナプティクス製の筆圧対応スタイラス(2980円)、薄型でカバーにもなる「ワイヤレスキーボード」(9980円)、スタンドとしても使える「タブレットケースフォリオ」(4380円)など、豊富な純正アクセサリも魅力だ。
- → Office付きでも+2000円:写真で見る「Venue 8 Pro」――“4万円切り”の8型Windows 8.1タブレット
- → AtomからCore iまで、SIMフリー(3G)も選べる:圧倒的な強みがある“Windows 8.1タブレット”で勝負――デル「Venue Pro」発表会
- → 10.8型“3 in 1”の「Venue 11 Pro」も:デル、3万9980円の8型Windows 8.1タブレット「Venue 8 Pro」
レノボ・ジャパン「Miix 2 8」
4機種の中で最も薄くて軽いボディを実現したのが、レノボ・ジャパンの「Miix 2 8」だ。8.35ミリ厚、約350グラムのボディは携帯性重視のユーザーにとって有力候補に挙げられる。Office Personal 2013搭載モデルが4万2800円前後、Office Home and Business 2013搭載モデルが4万7800円前後と、コストパフォーマンスも高い位置にある。
スペック面ではMicro HDMIこそ非搭載だが、GPSも内蔵するなどそのほかに不足はなく、薄型軽量とスペックのバランスが高いレベルで取れた製品だ。内蔵カメラにより、顔を識別する認証ソフト「Veriface」も備えている。
- → 最新タブレット速攻レビュー:「Miix 2 8」──「ライバルより、“かなり”軽量」な8型Windows 8.1タブレット
- → 最新タブレット速攻レビュー:「Miix 2 8」──“艦これ”はヌルヌルですか?
- → 2013年PC秋冬モデル:薄い! 軽い! Bay Trail-T搭載8型Windowsタブレット、レノボからも急きょ登場──「Lenovo Miix 2 8」
関連キーワード
Windows 8.1 | Dell Venue Pro | Lenovo Miix | dynabook Tab | Windowsタブレット | 艦隊これくしょん | ICONIA TAB
関連記事
エイサー、8型IPS液晶を備えたAtom搭載Windows 8.1タブレット「Iconia W4-820」
日本エイサーは、Windows 8.1を導入した8型液晶内蔵タブレットPC「Iconia W4-820」を発売する。日本では11月に発売:Acer、第4世代Atom搭載の8型Windows 8.1タブレット「Iconia W4」
初の8型クラスWindows 8タブレットとして注目を集めた「Iconia W3」がモデルチェンジ。後継となる「Iconia W4」は、薄型軽量化を果たしたボディに第4世代AtomやWindows 8.1を搭載する。2013年タブレット秋冬モデル:400グラム台+11時間動作、国内メーカー初の8型Windows 8.1タブレット──「dynabook Tab VT484」
海外で先行発表されていた東芝の8型Windowsタブレットが国内でも登場。Bay Trail-T世代のSoCと8型サイズの小型ボディにWindows 8.1を搭載する。価格は5万円台前半から。CEATEC JAPAN 2013:東芝の小型「Windows 8.1搭載タブレット」、CEATECでもチラ見せ
CEATEC JAPAN 2013の東芝ブースで、国内未発表の軽量Windows 8.1タブレットが展示されていた。Office付きでも+2000円:写真で見る「Venue 8 Pro」――“4万円切り”の8型Windows 8.1タブレット
3万9980円からの低価格が目を引く8型Windows 8.1タブレット「Venue 8 Pro」。質感の高いボディ、Office付きでも4万1980円、3G対応のSIMロックフリー、Bluetoothキーボードなど、デルの“本気”が伝わってくる新モデルだ。AtomからCore iまで、SIMフリー(3G)も選べる:圧倒的な強みがある“Windows 8.1タブレット”で勝負――デル「Venue Pro」発表会
デルが日本でもWindows 8.1タブレット「Venue Pro」シリーズを投入。6つの差異化ポイントを挙げ、その優位性をアピールした。10.8型“3 in 1”の「Venue 11 Pro」も:デル、3万9980円の8型Windows 8.1タブレット「Venue 8 Pro」
米国で発売されたデルの新型Windows 8.1タブレット「Venue Pro」シリーズが日本上陸。8型の「Venue 8 Pro」は3万9980円から、10.8型の「Venue 11 Pro」は5万9980円から購入でき、高いコストパフォーマンスと豊富なオプションが特徴だ。最新タブレット速攻レビュー:「Miix 2 8」──「ライバルより、“かなり”軽量」な8型Windows 8.1タブレット
Bay Trail-T世代のCPU+Windows 8.1+8型クラスのタブレット+Office 2013付き=4万円台──コストパフォーマンスに優れる小型Windowsタブレット/ミニノートPCが各社より続々と登場している。レノボ・ジャパン「Miix 2 8」はどこが優れているか、まずは簡易レビューを実施した。最新タブレット速攻レビュー:「Miix 2 8」──“艦これ”はヌルヌルですか?
Windows 8.1の8型タブレットとしては何はともあれ、あのFlashゲームがきちんと動作するかをチェックしてみた。2013年PC秋冬モデル:薄い! 軽い! Bay Trail-T搭載8型Windowsタブレット、レノボからも急きょ登場──「Lenovo Miix 2 8」
8型サイズの軽量Windows 8.1タブレットがレノボ・ジャパンより登場。Windows 8.1、8型ディスプレイ、Bay Trail-T、64Gバイトストレージ、Office付きで4万円台からという価格帯にて、12月6日に発売される。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.