【保存版】ディスプレイの疲れ目対策“10選”:放置しておくとマズイかも……(3/3 ページ)
PC、スマートフォン、タブレット――いつもディスプレイに囲まれて、目や首、肩に余計な負担がかかっているのでは? 心当たりがある人は、症状が悪化する前に、これを読んで今すぐ対策しよう。
【Point 8】生活習慣を改める
少々耳の痛い話かもしれないが、生活習慣を改めることが根本的な対策になる場合も多い。この機会に睡眠不足や運動不足、さらには食生活の偏りから来る栄養不足など、身体の不調を招く悪い生活習慣があるならば、見直してみてはどうだろうか。
また、就寝前にPCやスマホの使用を控えるのも意外に重要なポイントといえる。先のブルーライトを含め、PCやスマホが発する光は、目を覚めさせるのに効果があると言われており、就寝前にこれらの画面を見つめることで、寝付きが悪くなりがちだ。こうしたことから考えると、就寝前にスマホやタブレットで電子書籍を読むというのは、実はあまりよくない。
余談だが、就寝前に電子書籍を読むのがどうしてもやめられない人は、スマホやタブレットを使うのではなく、こうした光を発しない電子ペーパー採用リーダーに乗り替えるというのも手だ。先に紹介したブルーライト対策メガネやブルーライト低減フィルムを使う方法もある。
【Point 9】眼科医の早期受診
以上の対策を講じたにもかかわらず、なお目の疲れが緩和されない、あるいは悪化の兆しがあるならば、眼科医の受診を検討したほうがよいだろう。症状に則した専門的なアドバイスが受けられるのはもちろん、先に述べた緑内障など、目にまつわる思いもよらぬ病気の早期発見にもつながる。
冒頭に述べたオフィスでの作業環境を見直す場合も、眼科医のアドバイスがあれば、会社への相談もしやすいはず。セカンドオピニオンとして活用したいところだ。
【Point 10】疲れ目対策に特化したディスプレイを使う
ここまで挙げた項目からも分かるように、疲れ目対策を本格的に行おうとすると、本人の自助努力ももちろんだが、ディスプレイそのものの選定も重要なポイントとなる。どれだけユーザー自身が疲れ目対策をしても、ディスプレイの側が一定以上の品質を満たしていなければ、効果は限られたものになるだろう。
1~9の項目はすべてチェック済みだが、疲れ目が緩和されない状態が長く続いているというのであれば、ディスプレイそのものを疑ってかかったほうがよいかもしれない。
例えばEIZOの液晶ディスプレイ「FlexScan EV」シリーズは、疲れ目対策に注力した製品で、上記のポイントのうち1(設置環境)、2(利用姿勢)、3(適度な休憩)、5(輝度)、6(チラツキ)、7(ブルーライト)の対策が一気に行えてしまう。
FlexScan EVシリーズは面倒な手動調整がほぼ不要で、疲れ目対策を自動化できるのが大きなメリットだ。「疲れ目対策のコツは分かっていても、忙しくてなかなか実践できない」といった人は、積極的に導入を検討してみてはどうだろうか。
その実力は過去に行った検証記事(以下リンク)でチェックしていただきたい。
FlexScan EVシリーズの主な疲れ目対策機能 | |
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本稿で該当するポイント | FlexScan EVシリーズの対応状況 |
(1)ディスプレイの設置場所を確認 | 光の反射を抑えたノングレアパネル |
(2)ディスプレイを見る姿勢のチェック | チルトや高さ調整、スイベル、縦回転など、柔軟な画面位置合わせが可能 |
(3)適度な休憩やストレッチ | 休憩時間を告知するタイマー機能 |
(5)ディスプレイの明るさ設定を見直す | 内蔵照度センサーで周囲の明るさを検知し、ディスプレイ表示を最適な輝度に抑える自動調光機能「Auto EcoView」 |
(6)ディスプレイのチラツキを抑える | 画面のチラツキを抑制するハイブリッド仕様の「EyeCare調光方式」 |
(7)ディスプレイのブルーライトを抑える | 紙に似た色味とコントラストで表示する「Paper」モード。輝度やコントラストを抑えるフィルタパターンが適用できるソフトウェア「EyeCare Filter」 |
まとめ――疲れ目には複合的な対策が必要、困ったらアイテムに頼ろう
さまざまな疲れ目対策を見てきたが、ユーザーが日々これらを意識して作業するのは面倒で、特に仕事が忙しい場合などは対策を怠りがちだ。また、せっかく個々の疲れ目対策に取り組んでいながら、ディスプレイの品質のせいで十分な効果が得られないというのは、考えてみると実にもったいない。
ディスプレイの買い替えは、相応の出費が必要なので尻込みしがちだが、それが基本性能に優れ、かつ面倒な手動設定を省き、自動的に疲れ目を緩和してくれる製品であれば、納得もいくのではないか。
このように疲れ目対策の切り札として、ディスプレイ自体のリプレースを検討する価値は大いにある。家庭においては、自分はもちろん、大事な家族の目を守ることにつながるだろうし、画面に長時間向かうオフィスでは業務効率および職場環境の改善に貢献してくれるはずだ。
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