ニュース
SamsungのHMD「Gear VR」はOculusと共同開発でパワードバイ「Galaxy Note 4」
Samsungが、Oculusと共同開発した仮想現実(VR)ヘッドマウントディスプレイ「Samsung Gear VR Innovator Edition」をベルリンで披露した。同日発表の「Galaxy Note 4」をディスプレイ部分にはめ込んで使う。
韓国Samsung Electronicsは9月3日(現地時間)、独ベルリンで仮想現実(VR)ヘッドマウントディスプレイ(HMD)の「Samsung Gear VR Innovator Edition」を発表した。米Facebook傘下のOculusとの共同開発で、同日発表された「GALAXY Note 4」をディスプレイとして使う。
OculusのHMDのプロトタイプ「DK2」のディスプレイにはSamsungの「GALAXY Note 3」が使われていることがiFixitによる分解で明らかになっている。
ディスプレイはGALAXY Note 4の5.7インチの4Kディスプレイで、CPU(2.7GHz駆動のクアッドコアプロセッサまたは1.9GHz駆動のオクタコアプロセッサ)/GPUも同端末のパワーを使う。ワイヤレスなので、360度身体を回転させることもできる。
advertisement
レイテンシは20ミリ秒以下で、視野角は96度。
ヘッドセットのサイズは198×116×90ミリ(重量は不明)。付属する16GバイトのmicroSDカードに、デモ用の360度の動画や3D動画のトレーラーが収録される。ゲームなどのコンテンツは、Oculusのオンラインストアで購入できる。
価格や販売地域は不明で、年内には発売する計画だ。
関連記事
Oculus Rift DK2のディスプレイはGALAXY Note 3とほぼ同じ──iFixitの解剖で判明
Facebook傘下のOculus VRが出荷を始めた「Oculus Rift DK2」をiFixitが早速解剖したところ、ディスプレイにタッチコントローラーがついたままのGALAXY Note 3のパーツが使われているのが分かった。Samsung、Oculusやソニー対抗のHMDを開発中──Engadget報道
Engadgetによると、SamsungがGALAXYシリーズと接続してAndroidゲームを楽しむための仮想現実ヘッドマウントディスプレイを年内に発売するという。Facebook、HMDメーカーのOculusを20億ドルで買収
Facebookが、ゴーグル型HMD「Oculus Rift」を開発中のOculus VRを20億ドルで買収する。「仮想現実(VR)はモバイルの次のソーシャルプラットフォームだ」とザッカーバーグCEOは語る。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.