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2014年下半期で忘れられない「SSD」「小型ベアボーン」「ゲーミングキーボード」PC USERアワード(1/2 ページ)

新規参入に新技術と進化するSSD、ユニークなデザインが登場した小型ベアボーン、個性的な製品が増えたゲーミングキーボードを振り返る(PC USER 20周年特別企画)。

 PC USER 20周年特別企画、「PC USERアワード 2014年下半期」では、ITmedia PC USER編集部がジャンル別におすすめ製品を格付しながら紹介していく。今回のテーマは、「SSD」「小型ベアボーン」「ゲーミングキーボード」を取り上げる。対象は2014年下半期(7月~12月)時点で販売されている現行モデルだ。

SSD

2014年下半期のおすすめ「SSD」――ITmedia PC USER編集部が選ぶ
GOLD Intel SSD Pro 2500(インテル)
SILVER Extreme PRO(サンディスク)
BRONZE Samsung SSD 850 PRO(サムスン電子)

 ゴールドを受賞したインテルの「Intel SSD Pro 2500」は、企業での利用を想定した20ナノメートルプロセス採用のMLC SSDで、256ビットAES暗号化機能を標準で搭載するほか、OPAL 2.0のセキュリティ規格にも準拠した。またマイクロソフトが定義するセキュリティ仕様の“eDrive”にも対応している。製品ラインアップは2.5インチモデルのほか、M.2 80ミリ版/M.2 60ミリ版も用意している。

「Intel SSD Pro 2500」

 シルバーを受賞したサンディスクの「Extreme PRO」は、ゲーミング/エンスージアスト向けの性能重視モデルで、サンディスクが用意した「nCache Pro」技術の導入によって、長期間にわたって安定した性能を維持できる。nCache Pro技術は、2層構造のキャッシングアーキテクチャを採用しており、重いワークロードへの対応や、効果的なマルチタスク処理を可能にする。

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「Extreme PRO」

 ブロンズを受賞したサムスン電子の「Samsung SSD 850 PRO」は、3次元構造のNANDフラッシュメモリ「3D V-NAND」を世界で初めて搭載したコンシューマー向けSSDだ。3D V-NANDは、メモリセルを縦方向に積み増すことで、微細化の限界に近づいていたNANDフラッシュメモリの記録容量のブレイクスルーとして期待されている技術で、平面的に極端な微細化は不要なため、書き込み性能が高いほか、耐久性、信頼性にも優れており、セル1つあたりの耐久性(書き換え可能回数)は従来型NANDの2~10倍にまで向上した。

「Samsung SSD 850 PRO」
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