Lenovo、「YOGA 3」「ThinkPad YOGA」「YOGA Tablet 2」各シリーズで“第5世代”採用モデルを大量発表:YOGA 3では大画面モデルも登場
Lenovoの2in1ノートPCラインアップで新モデルが大量に登場。YOGA Tablet 2 with Windowsでは、日常使いのペンや鉛筆でタッチ操作ができる「AnyPen」に対応した。
Lenovoは、1月5日(現地時間)に、YOGAシリーズとThinkPad YOGAシリーズ、そして、YOGA Tablet 2の新モデルを発表した。すべてのモデルで日本市場での出荷は現時点で未定としている。登場するモデルと北米における出荷時期と実売予想価格は以下の通りだ。
モデル名 | 出荷時期 | 北米実売予想価格 |
---|---|---|
YOGA 3 11 | 3月 | 799ドル |
YOGA 3 14 | 3月 | 979ドル |
YOGA Tablet 2 with Windows featuring AnyPen Technology | 1月 | 299ドル |
ThinkPad YOGA 12 | 2月 | 999ドル |
ThinkPad YOGA 14 | 3月 | 1199ドル |
ThinkPad YOGA 15 | 2月 | 1199ドル |
大画面モデルも加わった「YOGA 3 11/14」
「YOGA 3 11」「YOGA 3 14」は、すでに登場している「YOGA 3 Pro」のエントリーモデルになる。ディスプレイを360度開いてクラムシェルスタイルのノートPCからスレートタイプのタブレットに移行できる2in1PCだ。
YOGA 3 11は、11型ディスプレイを搭載して解像度は1920×1080ピクセル。CPUはCore Mシリーズを採用する。システムメモリはLP-DDR3を8Gバイト実装し、データストレージとして容量256GバイトのSSDを搭載する。本体サイズは290(幅)×197(奥行き)×15.8(厚さ)ミリで、重さは1.1キロ。この状態でバッテリー駆動時間は6.5時間を確保する。本体搭載のインタフェースに2基のUSB 3.0とUSB 2.0、4in1メディアカードスロット、HDMI出力を用意する。無線接続ではIEEE802.11ac準拠の無線LANが利用できる。
YOGA 3 14は、14型ディスプレイを搭載して解像度は1920×1080ピクセル。CPUは第5世代のCore i7シリーズを採用する。また、グラフィックスコアとしてNVIDIAの次世代GeForceを実装する予定だ。システムメモリはDDR3Lを8Gバイト実装し、データストレージとして容量256GバイトのSSD、または、容量500GバイトのSSHDを搭載する。本体サイズは334.9(幅)×229.5(奥行き)×18.3(厚さ)ミリで、重さは1.6キロ。この状態でバッテリー駆動時間は6.5時間を確保する。本体搭載のインタフェースに2基のUSB 3.0とUSB 2.0、4in1メディアカードスロット、HDMI出力を用意する。無線接続ではIEEE802.11ac準拠の無線LANが利用できる。
ビジネス重視の2in1「ThinkPad YOGA 12/14/15」
ThinkPad YOGA 12、ThinkPad YOGA 14、ThinkPad YOGA 15もディスプレイが360度開いて、クラムシェルスタイルのノートPCとスレートスタイルのタブレットに移行できるビジネス利用を重視したThinkPadシリーズの2in1PCだ。クラムシェルスタイルとスレートスタイルの移行に連動してキーボードユニットが上下に移動する「Lift n'Lock Keyboard」を導入する。また、標準でActivePen Technologyに対応するほか、ThinkPad YOGA 15には3Dカメラシステムを内蔵する。
ThinkPad YOGA 12の主なシステム構成は、CPUに第5世代Pentiumを採用。システムメモリはDDR3Lを8Gバイト以上、データストレージは容量1TバイトのHDD、または、容量256GバイトのSSDを搭載する。ディプレイサイズは12型で解像度は1920×1080ピクセル。最大400nitsの高輝度表示が可能だ。
本体サイズは316(幅)×221(奥行き)×18.8(厚さ)ミリで、重さは1.58キロ。この状態でバッテリー駆動時間は8時間以上としている。本体搭載のインタフェースは2基のUSB 3.0とMini HDMI出力、メディアカードリーダ、OneLinkを備える。
ThinkPad YOGA 14とThinkPad YOGA 15のシステム構成はほぼ共通する。CPUに、第5世代Core i7シリーズを採用するほか、グラフィックスコアとしてNVIDIAの次世代GeForceを搭載する予定だ。ディスプレイサイズは、ThinkPad YOGA 14が14型、ThinkPad YOGA 15が15型で、解像度はともに1920×1080ピクセル。どちらもシステムメモリはDDR3Lを16Gバイト載せ、データストレージは容量1GバイトのHDD、または、容量256GバイトのSSDを搭載する。
本体サイズは、ThinkPad YOGA 14が336(幅)×230(奥行き)×21(厚さ)ミリで、重さは1.9キロ。ThinkPad YOGA 15が383(幅)×257(奥行き)×22(厚さ)ミリで、重さは2.3キロ。この状態でバッテリー駆動時間はどちらも8時間以上としている。本体搭載のインタフェースも共通で、3基のUSB 3.0とMini HDMI出力、メディアカードリーダ、OneLinkを備える。
普段使いの鉛筆でタッチ操作が可能になった「YOGA Tablet 2 with Windows featuring AnyPen Technology」
YOGA Tablet 2 with Windows featuring AnyPen Technology(以下、YOGA Tablet 2 with Windows feat.AnyPen)は、8型ディスプレイ搭載でWindows 8.1 with Bingを導入するYOGA Tablet 2で、Lenovoが開発した「Lenovo AnyPen Technology」(以下、AnyPen)に対応したモデルだ。AnyPenは、日常で使っている市販の鉛筆やペンで直接ディスプレイをタップして操作や手書き入力をできるようにした。Any Penに対応したYOGA Tablet 2 with Windowsでは、専用のスタイラスが不要になり、使っている鉛筆やペンを持ち替えることなくタッチパネル操作や手書き入力を行えるようになる。
YOGA Tablet 2 with Windows feat.AnyPenの主な仕様は、CPUがAtom Z3745でシステムメモリはLPDDR3を2Gバイト載せる。データストレージは容量32GバイトのeMMCを搭載する。本体搭載のインタフェースには、Micro USBとMicro SDスロットを備えるほか、無線接続としてIEEE 802.11a/b/g/n準拠の無線LANとBluetooth 4.0が利用できる。本体のサイズは210(幅)×149(奥行き)×7.0(最薄部厚さ)ミリで、重さは426グラム。この状態でバッテリー駆動時間は15時間以上としている。OSはWindows 8.1 with Bingを導入し、Microsoft Office 365の1年間有効サブスクリプションが標準で付属する。
本体長辺側下部のシリンダー形状と背面に備えたキックスダンドによって、「ホールドモード」「スタンドモード」「チルドモード」「ハングモード」と利用スタイルを変化できるのは従来通りだ。
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