USBケーブルをカスタム、マウスを修理、これもまたPC自作:古田雄介のアキバPickUp!(4/4 ページ)
好みのコネクタを選んでUSBケーブルを自作できるキットや、ダーマポイント製マウス向けの換装ケーブルなどが登場。パーツとしては地味ながら、自作欲を刺激する仕様に入荷ショップの視線は熱かった。
3.5インチマウンタやmSATAを省いたインテルの次世代SSDが登場
先週末に登場したのは、インテルの2.5インチSSD「SSD 535」シリーズだ。ラインアップは480/360/240/180/120Gバイトの5種類で、いずれも7ミリ厚でSATA 3.0接続となる。茶箱とリテールボックスモデルが混在しているが、後者が見られるのは120/180/240Gバイトのみ。茶箱にはない9.5ミリ厚用のスペーサーやインテル特性シールなどを同梱している。
価格は480Gバイトモデルが3万1000円弱~3万5000円弱、360Gバイトモデルが2万4000円強~2万7000円弱、240Gバイトモデルが1万6000円弱~1万8000円強、180Gバイトモデルが1万3000円弱~1万4000円強、120Gバイトモデルが1万円弱~1万2000円弱となる。
シーケンシャル速度はリード最大540Mバイト/秒で、ライトは最大490バイト/秒(120Gバイトのみ480Mバイト/秒)。2013年7月に登場した前シリーズ「SSD 530」と比べ、動作時とアイドル時の消費電力が大幅に抑えられたのが特徴だ。
入荷したTSUKUMO eX.は「インテルはSanDiskやクルーシャルと並んで人気のブランドなので、新シリーズも安定して売れると思います」と話していた。また、リテールパッケージに3.5インチマウンタを同梱しなくなった点については「ニーズがなくなったからだと思います。最近のPCケースは2.5インチベイが最初からついていますし、ほとんどの人がSSDからの乗り換えになるので、マウンタをすでに持っているということも多いですからね」と推測していた。
SSD 535のラインアップを見ても時代が進んでいることが分かる。公式ページを見るとSSD 530にはあったmSATAモデルがなく、SATAとM.2モデルのみとなっている。別のショップは「インテルはNUCでもmSATAからM.2への移行を進めていますし、早くM.2を小型の主流に持っていきたいのでしょう。市場がどこまでついていくのか分かりませんけどね」と話していた。
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