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早速売り切れが目立つSkylakeに「まだこんなもんじゃない」の声古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

お盆まっただ中の店頭にSkyalakeとWindows 10の2大目玉が並んだアキバ。しかし、現時点の反響に関して満足しているショップは少ない様子だ。

Core i7の在庫状況はショップ間で差が大

 書き入れどきに2015年を通した2大目玉アイテムといえるSkylakeとWindows 10が出そろい、PCパーツショップ各店は大いに盛り上げている。ただ、お盆休みのまっただ中に感触をたずねたところ、現時点の売れ行きに満足しているという声はあまり聞かれなかった。その理由を大別すると3つあるようだ。

 1つは懸念されていたSkylakeの供給量の少なさ。取材時にCore i7-6700Kが入荷待ちとなっていた某ショップは「今週はマザーベンダー各社からゲーミングモデルや高付加価値モデルが登場したのに肝心のCPUがないんだから、ものすごくもったいないですよ。この機会に買おうと思っていた人をどれだけ逃したかと思うとやるせないです」とこぼしていた。

 実際、先週はASUSTeKからR.O.G.シリーズの「MAXIMUS VIII HERO」(3万8000円弱)や「MAXIMUS VIII RANGER」(3万1000円前後)、「MAXIMUS VIII GENE」(3万5000円弱)、スタンダードシリーズ最上位の「Z170-DELUXE」(4万7000円前後)が登場し、ギガバイトからもゲーミングモデルの最上位「GA-Z170X-Gaming G1」(8万円弱)が投入されるなど、Z170マザーの新製品は豊富だ。

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ASUSTeK「MAXIMUS VIII HERO」と「MAXIMUS VIII RANGER」
ASUSTeK「MAXIMUS VIII GENE」
ASUSTeK「Z170-DELUXE」

 ただ、Skyalakeの在庫数は現時点でショップによって差が大きく、「Core i7-6700Kもまだまだありますよ」という声もいくつかあった。

 そういうショップでは大抵「もっと売れてほしい」と続く。商品が十分にそろっていても期待値に届かない。それが2つ目の理由だ。BUY MORE秋葉原本店は「それなりに売れています。売れてはいますが、個人的な感想ながら、Skylake(の売れ行き)はまだまだこんなもんじゃないだろうと思っています。Windows 7をインストールするときに一手間かかるマザーがあったり、Haswell系の比べてトータルで高価だったりというのはありますが、最新の環境で長く使うならかなり優秀なんですよ。少なくともSandy Bridge以前の環境を使っている人は乗り換えて損はないはず。もっと魅力に気づいてもらえるようにがんばりたいと思います」と話していた。

BUY MORE秋葉原本店のZ170マザー売り場

 品数が不足していると好調な売れ行きを持続させるのは難しいが、品ぞろえが十分でまずまず売れてもなお望む大ヒットには届かない。アキバ全体で見ると、そうしたもどかしさを感じているショップが多い様子だ。そして、Windows 10にもさらなる売れ行きを期待する声が複数上がっている。これが3つ目の理由だ。次のページでOS全体の売れ方をみてみよう。

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