目指したのは“快” VAIOの新13型モバイル「VAIO S13」登場:2016年PC/タブレット春モデル
VAIO Pro 13 | mk2の後継モデルとして新しい13型モバイルPC「VAIO S13」が登場した。
- 新VAIO Zの「勝色ダブルアルマイト仕様」と「Z ENGINE基板アクセサリー」に迫る
- HHKを思わせる玄人仕様:「VAIO Z」の無刻印キーボードって使いこなせる?
- 「VAIO Z」に待望のクラムシェルノート(変形なし)登場 Skylake採用で2モデルへ
- 普通のA4ノートじゃない――Skylake-H採用でワンランク上のプレミアムオールインワンノートPC「VAIO S15」
VAIOは1月27日、2016年PC春モデルとして、新しい13型モバイルPC「VAIO S13」を発表した。直販のVAIO OWNER MADE(VOM)モデルは同日より受注を開始、2月5日より出荷する。店頭向けモデルの実売予想価格は14万9800円前後。
VAIO S13は、「VAIO Pro 13 | mk2」の後継に位置付けられる13型モバイルPC。これまでVAIOのノートPCラインアップは、ハイエンドの「Z」とそれ以外(VAIO S11、VAIO Pro、VAIO Fit)という分け方だったが、今回Zを除くラインアップをSシリーズに統一し、新たにZ LineとS Lineの2本で展開することになった。なお、S Lineの「S」は、SuperiorのSを示し、メインストリームモデルながら第6世代Coreを採用するなど、パフォーマンスを志向する構成となっている。
VAIO S13のトピックは大きく3つ。まず1つはVAIO Pro 13 | mk2で採用していた第5世代Coreから、第6世代Coreに強化された点だ。これにあわせて内蔵グラフィックスパフォーマンスも引き上げられた。また、ストレージにはPCI Express 3.0(x4)接続のSSDを搭載可能。SATA接続SSDと比較して約3.9倍のデータ転送速度を実現するという。さらに最大メモリ容量がVAIO Pro 13 | mk2の8GBから16GBに倍増し、動画や高解像度写真を編集する際により快適な処理が可能になった。このほか旧モデルとの比較では、HDMI出力が4Kをサポートしているのも目を引く。
一方、最薄部約13.2ミリ、重量約1.06キロの新型ボディは、ビジネスシーンでの使用を想定して、衝撃や加圧、ひねりなどに耐えうる堅牢性を確保。また、VAIO Zと同じ静音キーボードユニットを採用するなどタイピング時の快適さにも配慮した。
個人向け標準モデルの主なスペックは、Core i5-6200U(2.3GHz/2.8GHz)、4GBメモリ、128GB SSD(SATA)で、1920×1080ピクセル表示に対応した13.3型液晶を搭載する。購入時に仕様をカスタマイズできるVOMモデルでは、Core i7-6500U(2.5GHz/最大3.1GHz)やPCI EXpress 3.0接続のSSD、最大16GBメモリ、タッチパネル搭載液晶など上位のスペックを選択可能。最小構成なら11万4800円から購入できる。
インタフェースは、USB 3.0×3、HDMI出力、アナログRGB出力、SDメモリーカードスロット、ギガビットLANなど。IEEE802.11ac対応無線LANおよびBluetooth 4.1も内蔵する。本体サイズは322(幅)×216.5(奥行き)×13.2~17.9(高さ)ミリ。OSは64bit版Windows 10 Home。
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