「VAIO」のWindows 10プリインストールモデルが発売:午前9時に先行受注開始
VAIOは「VAIO Z」「VAIO Z Canvas」「VAIO Pro 13 | mk2」のWindows 10プリインストールモデルを発表。10月6日午前9時から先行受注を開始する。
直販モデルの最短納品日は10月15日から
VAIOは10月6日、「VAIO Z」「VAIO Z Canvas」「VAIO Pro 13 | mk2」のWindows 10プリインストールモデルを発表した。
ソニーストア直販のVAIO OWNER MADE(VOM)モデルおよび法人向けカスタマイズモデルは、いずれも同日午前9時に先行受注を開始する。最速納品日はVAIO ZとVAIO Pro 13 | mk2が10月15日、VAIO Z Canvasが10月22日だ。店頭販売の個人向け標準仕様モデルも同様、VAIO ZとVAIO Pro 13 | mk2を10月15日、VAIO Z Canvasを10月22日に発売する。価格はオープン(予想実売価格は後述)。
2014年7月以降にVAIO新会社が発売した既存のVAIOは、全モデルがWindows 10無料アップグレード対象製品となっているが、今回の発表でプリインストールOSとしてWindows 10の選択肢が加わった形だ。Windows 10モデル発売後もWindows 8.1モデルは継続販売されるが、VAIO ZのみWindows 8.1モデルが直販サイトで選択不可となり、店頭では流通在庫のみとなる。VAIO Pro 13 | mk2では引き続きWindows 7も選択可能だ。
Windows 10モデルのラインアップと価格
VAIO Zは同社が“モンスターPC”と呼ぶハイスペックな13.3型2in1。VOMモデル「ZVJZ13A1」シリーズは64ビット版Windows 10 Home/Proを選択でき、19万円前後(税込の予想実売価格、以下同様)からの見込みだ。標準仕様モデルは64ビット版Windows 10 Pro搭載の「VJZ13A9BBM1B」が25万5280円前後、64ビット版Windows 10 Home搭載の「VJZ13A9DCP1B」が21万5280円前後の見込み。
VAIO Z Canvasは同社が“モンスタータブレットPC”と呼ぶクリエイター向けの12.3型Windowsタブレット。VOMモデル「VJZ12A1」シリーズは64ビット版Windows 10 Proを採用し、25万円前後からの見込みだ。標準仕様モデルは64ビット版Windows 10 Pro搭載の「VJZ12A9AAL1S」が24万9800円前後の見込み。Windows 10 Homeの構成は用意されない。ソフトウェア面では、ペイントソフトのCorel Painter 2015が同2016にバージョンアップした。
VAIO Pro 13 | mk2はビジネス向けに堅牢性を追求した13.3型モバイルノートPC。VOMモデル「VJP1321」シリーズは64ビット版Windows 10 Home/Proを選択でき、11万円前後からの見込みだ。標準仕様モデルは64ビット版Windows 10 Home搭載でOffice Home & Business Premium プラス Office 365 サービス付きの「VJP1329GCP1B」が14万4800円前後、Officeなしの「VJP1329SCN1S」が10万9800円前後の見込み。標準仕様モデルにWindows 10 Proの構成は用意されない。
これら新モデルはプリインストールOSにWindows 10を採用した以外、ハードウェアスペックに変更はなく、第6世代Core(開発コード名:Skylake)プロセッサの搭載は見送られている。
細かいハードウェアスペックについては、各モデル発表時のニュース(以下リンク)を参照いただきたい。
- → 「VAIO Pro 13 | mk2」発表――第5世代Core搭載の“タフモバイルPC”へ【詳報】
- → 「VAIO Z Canvas」受注開始――クリエイター向け“怪物タブレット”の全容が明らかに【詳報】
- → 新生VAIOがハイエンドモバイルPCの“Z”を復活――「VAIO Z」
VAIO Fit 15E | mk2のWindows 10モデルは11月上旬から
なお、15.5型ノートPC「VAIO Fit 15E | mk2」のWindows 10モデルについては、11月上旬に先行予約を開始する予定。詳細は追って発表される。11.6型モバイルノートPC「VAIO Pro 11」のWindows 10モデルは用意されない。
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