レビュー

世界最薄13.3型モバイルノートPC「HP Spectre 13」の“妖艶な姿”にうっとりする2016年PC夏モデル

日本HPのプレミアムブランド「Spectre」に新モデルが登場。ダークグレーのボディーにブロンズゴールドを組み合わせた「ラグジュアリーデザイン」な外観を写真でチェックする。

プレミアムな“Spectre”に新モデル

 日本HPの「Spectre」ブランドは、ボディーの素材にアルミやガラスを採用することでデザイン性を追究してきたノートPCシリーズだ。「HP ENVY14 SPECTRE」(2012年2月発表)や「HP ENVY SPECTRE XT 13-2000」(2012年10月発表)、「HP Spectre 13-4100 x360 Limited Edition」(2015年10月発表)など、所有欲を満たすフラッグシップモデルとして同社ラインアップに君臨してきた。同社によれば、「AppleやVAIOと比較して、この製品を買った」という声も届いているという。

 そんなプレミアムシリーズに、“次世代Spectre”をうたう新モデル「HP Spectre 13」が登場した。ダークグレーのボディーにブロンズゴールドの組み合わせた「ラグジュアリーデザイン」を採用。ボディーの最薄部は10.4ミリの世界最薄(同社調べ)、バッテリー駆動時間は約9時間で、クラス最上級のスペックを備えるなど、「デザイン」「質感」「パフォーマンス」をそろえたPCに仕上げたという。今回はその“妖艶”なデザインを、写真とともにチェックしていこう。


「HP Spectre 13」

特別なプレミアムマーク

 アルミニウム素材の天板には「Hewlett-Packardが分社化する前の2008年に作られていたロゴ」として以前取り上げた、4本の斜線からなる「プレミアムマーク」が配置されている。同社はこれを「新生『HP Inc.』のプレミアムブランドにふさわしい、新たなアイデンティティーを想像するデザイン」としている。

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プレミアムの証「プレミアムマーク」

 確かにHPの通常モデルで見かけるブランドマークとは受ける印象が全く異なり、ひと目で「このマシンは何か違う」ということが受け取れるデザインだ。周囲の人からこのマークについて問いかけられ、所有者はニンマリ――そんなシチュエーションが目に浮かぶ。

 底面は軽量かつ剛性に優れたカーボンファイバーを採用し、本体の重量は1.11キロに抑えた。効率的なエアフローとしてデュアルファンを内蔵しているが、排気口からの熱が底面に逆流しないようにゴム足の設計も配慮しているという。


一見すると不思議なゴム足の配置だが、エアフローを考慮したものだ

まるで高級ノート

 ヒンジ部分は、研磨加工を施したブロンズゴールドをアクセントとして配色した。インタフェースとして用意するUSB 3.1 Type-C×3(うち2基はThunderbolt3対応)や、イヤフォンジャックをこの部分に配置し、左右の側面や前面からはポート類を一切取り除いたことで、一見すると高級ノートのような印象さえ受ける。


背面。全てのUSB 3.1 Type-Cポートで、電源オフ時の給電、データ転送、PC本体の充電、映像出力に対応する

前面

左側面

右側面

まるで高級ノートのようだ

 ヒンジ部分を内側からチェックしてみよう。高級家具からインスピレーションを得たという新設計のシリンダーヒンジは、外側からヒンジが見えない設計で非常にスマート。可動部が上品ゆえに、何度も開け閉めして動きを確認したくなる。


新設計のシリンダーヒンジ

外側からはヒンジの突起が見えない作り

 キーボードはバックライト付きで1.3ミリのキーストロークを確保した。写真は英語キーボードだが、国内向け製品は日本語キーボードとなる。左右にはBang&Olufsen監修のデュアルスピーカーを備える。ディスプレイは13.3型のフルHD(1920×1080ピクセル)で、視野角に優れるIPSパネル。耐久性、傷耐性のあるゴリラガラス4を採用した。


国内モデルは日本語キーボードとなる

ディスプレイのベゼル部分にもプレミアムマークを配置

「HP Spectre 13-4100 x360 Limited Edition」(奥)と、「HP Spectre 13」(手前)を並べたところ

 華やかなデザインで目を引くHP Spectre 13だが、気になるパフォーマンスについては追って報告したい。

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