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初心者にもできる! SynologyのNASキットで作る、快適データ保存環境(2/4 ページ)

スマホやタブレット全盛の今、家庭内のデータをまとめて保存し、複数のデバイスから利用できるストレージとして注目を集めているのがNASだ。今回はSynologyのNASキットを例に、ドライブの組み込みからセットアップ、そして実際に使えるようになるまでの流れを、写真とスクリーンショットを中心に紹介しよう。

まずはドライブを組み込んで電源を入れる

 ではまずセットアップの方法を見ていこう。用意するのはNASキット(ここではDS216+II)、および2台のドライブだ。実際にはドライブは1台あれば問題なく使えるのだが、1台では前述のRAID機能が使えないほか、あとからもう一台を追加するにしても、データをいったん別の場所に退避させなくてはいけない。基本的には「同じ容量のドライブを2台」、用意したほうがいいだろう。

 ドライブの取り付けは、前面カバーを外してカートリッジのフレームを抜き、そこにドライブを取り付けて戻せばよい。カートリッジにはドライブを左右から固定するパーツが付いているので、はめ込むだけで済む。本体に戻す際も、ネジ止めなどは不要で、差し込んだあとにカバーを元通り取り付ければ完了だ。

 続いてLANケーブルをルータ(またはハブ)につないだのち、ACアダプタをつなぎ、本体正面の電源ボタンを押す。起動してLEDが点滅するので、そのまましばらく待っていれば点灯状態に変わる。

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2台のHDDは、なるべく同一メーカー、同一の型番(同じ容量)をそろえよう
まずは前面カバーを外す。ゴムキャップではめ込まれているだけなので工具なしで外せる
差し込まれている2つのカートリッジを引き抜く
カートリッジとHDDを並べたところ
カートリッジにHDDを載せ、左右からパーツをはめ込んで固定する。さらにネジ止めすることも可能
カートリッジが完成した。同様の手順でもう1台も組み立てる
カートリッジをNASに差し込む。奥まで差し込むとパチンと音がしてロックされる
カートリッジを差し込んだ状態。前面カバーを元通りにはめ込めば組み立ては完了だ
続いて接続。ACアダプタをコンセントに接続し、LANケーブルをルータ(右)もしくはハブと接続する
前面右下の電源ボタンを押すと起動プロセスが開始される
起動中はLEDが点滅する。オレンジ色がすべて緑に変わったら起動完了だ

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