レビュー

落ち着いた雰囲気に快適さも――「HP Pavilion 15-cc000」パフォーマンスモデルを試す(1/3 ページ)

家で使うPCでも上質さや落ち着きを求めたい――日本HPの「HP Pavilion 15-cc000」シリーズは、そんな人におすすめしたいノートPCだ。この記事では、Core i7プロセッサを搭載するパフォーマンスモデルをレビューする。

 以前にも同じことを言った気もするが、人がPCに求めるものはさまざまだ。「とにかく処理速度を高速に!」「そんなことより持ち運びやすく!」という具合に、やりたい事や使う場所によってニーズは千差万別となる。

 「普段は家で使って、たまに外に持ち出す」という使い方をする場合、14~15型台のディスプレイを持つノートPCが最適解だ。

 今回はその選択肢の1つとして、日本HPの15.6型ノートPC「HP Pavilion 15-cc001TX」(以下「15-cc001TX」)をご紹介する。この機種は「HP Pavilion 15-cc000」シリーズのパフォーマンスモデルの1つで、HP Directplus(Web直販)の標準価格は10万9800円(税別)となっている。

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HP Pavilion 15-cc001TX

上品かつ落ち着いたボディーデザイン 使いやすさも随所に

 今回試用した15-cc001TXのボディーカラーは「モダンゴールド」だ。非常に落ち着いた雰囲気の金色で、つや消し加工がなされている。表面加工のおかげで汚れも付きにくい。筆者は体質的に「手に汗握る」ことが多いのだが、汚れの付きにくさは大いに評価したい。


モダンゴールドの天板部。落ち着いた色合いで、汚れも付きにくい

 本体のヒンジには、ディスプレイを開いた際にボディーを持ち上げるリフトアップ機構が取り入れられている。この機構はキーボード入力をより快適にするだけでなく、本体の放熱効率を高める効果を持ち、より快適にPCを使う一助となっている。

 ディスプレイサイズの大きさを生かして、キーボードにはテンキーも付いている。表計算ソフトなど、テンキーがあると便利なシーンでは大活躍しそうだ。暗い場所で便利なLEDバックライトも備えている。

 ちなみに、日本語キーボードの方向キー回りの形状は他言語版とは異なる。これは日本のユーザーからの意見を反映したものだ。


日本語キーボードは左右の方向キーが上下の方向キーと同じサイズとなり下方向キーの横に付いている。これは日本のユーザーの要望に応えたものだ

海外で販売されているUSキーボードモデル(日本未発売)。左右の方向キーが文字キーと同じサイズになっていることが分かる(公式サイトから引用)

 デザイン面では、ボディーの継ぎ目やネジを極力見せない工夫もなされている。スピーカーグリルの加工やイメージパッド(タッチパッド)周囲のダイヤモンドカット加工と合わせて、外観の優雅さを演出している。


本体の底面。ネジを極力見せないようにデザインされており、パッと見では3つしか見当たらない

写真では若干分かりづらいが、スピーカーグリルは天面と同じカラーとなっている。ちなみにスピーカーは「B&O(Bang & Olufsen)」チューニングのものとなっている

 ボディーカラーはモダンゴールドの他に「ロイヤルブルー」も選択できる(今回レビューしたモデルのロイヤルブルー版の型番は「15-cc003TX」)。こちらも非常に落ち着いた色味で好印象だ。


HP Pavilion 15-cc000シリーズのボディーカラーには「ロイヤルブルー」もある。こちらも良い色味だ(公式サイトから引用)
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