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QDレーザ、網膜上に映像を映す“網膜走査型”ARデバイス「RETISSA Display」 法人向け受注を開始
QDレーザは、同社開発の網膜走査型ウェアラブルディスプレイ「RETISSA Display」の法人向け受注を開始した。
QDレーザは4月2日、同社開発の網膜走査型ウェアラブルディスプレイ「RETISSA Display」の法人向け受注を開始した。法人向け価格は59万8000円(税別)で、出荷時期は2018年7月以降の予定だ。
微弱レーザー光源と高速振動する鏡を組み合わせることで、装着者の網膜に映像を描き出す網膜走査型デバイス。眼鏡型フレームに出力機構を備えており、片目側の中心視野に約26度の水平視野角(アスペクト比16:9)の映像を投写可能だ。
原理上、装着者の視力などに影響を受けにくいため、メガネやコンタクトレンズを装着していない場合でもボケのない映像を視認できる他、映像のピントずれが発生しないAR体験が可能になるとしている。
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