ゲーマーじゃないのにゲーミングノートPCが気になる理由:ITはみ出しコラム
きっかけは、仕事用ノートPCの「Backspace」キーが壊れたことでした。
2年前に購入した仕事用ノートPCの「Backspace」キーが壊れました。キーの中のパンタグラフがだめになり、今はむりやりキャップをかぶせて使っています。
頻繁にタイプミスするので、「Backspace」キーは大事。この状態だと、たまにキーが押されたままの状態になり、入力したものが全部消えたりします。何とかしないと。
保証期限は切れているし、修理に出してしばらく戻ってこないのも困るし。調べたら米国にはキートップを1つだけ購入できるショップがありましたが、私のキーボードは日本仕様で「Backspace」キーの形が米国モデルと違うので、在庫がありません。
そんなわけで、新しいノートPCの購入を検討中です。ハイスペックである必要はありません。仕事用PCといっても、使うのはほとんどWebブラウザ(Chrome、Firefox、Edge)とテキストエディタ(秀丸)だけなので。
でも、メモリだけはたくさん必要です。複数のWebサイトで調べ物をしながら記事を書くので、ブラウザのタブが常に数十枚開いた状態になります。中にはずっと動画が再生されているタブもあります。これですぐにメモリがいっぱいになるのです。
メモリが16GB以上でキーボードが丈夫なノートPC……といえば、「ゲーミングノート」という線もありそうです。
そういえば「ベータス(betas)」というシリコンバレーが舞台のドラマ(Amazonプライム・ビデオ)で、優秀なエンジニアがプログラミングでがつがつ入力していたのはRazerのゲーミングノートでした。
少し前のゲーミングノートはゴツくて妙に派手という印象でしたが、スリムな「Razer Blade Stealth」は前から気になっていました。持ち運びやすい13.3型ディスプレイのサイズなので、大画面ゲーミングノートにありがちなテンキーもありません(記事を書くのにテンキーはじゃまなだけです)。
また、クラムシェル型のノートPCではタッチできないディスプレイが多いのですが、Razer Blade Stealthはタッチディスプレイです。Windows 10になってから、自分でも意外なほどタッチディスプレイを使っているのでこれはうれしい。
プロセッサは私にはCore i5で十分なんですが、第8世代のCore i7モデルまであります。スリムにこだわったモデルなので、GPUはCPU統合グラフィックスを使っていてゲーミングノートにしてはグラフィックス性能が控えめですが、その気になればThunderbolt 3の外付けGPUボックス「Razer Core V2」をつなぐこともできます。
Razer Blade Stealthの13.3型を実際に店頭で少し触ってみました。発熱が心配だったので、EdgeブラウザでYouTubeのタブを10枚くらい開いたまま「メモ帳」で入力テスト。だんだんパームレストが熱くなりましたが、キー入力は快適です。
今使っているノートPCのキーボードよりピッチが広いので、慣れるまではまたタイプミスが増えそうですが、レインボーカラーのバックライトもそう気にならず(白に変更も可能)、だんだんかっこよく見えてきました。
仕事PCとしてはオーバースペックかなぁと思いつつ、でも、そろそろVRもまともなヘッドセットが出てきそうな予感もするし(と、自分に言い訳して)、ゴールデンウイーク中に買うかもしれません。わくわく。
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