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シャープ、東芝のPC事業買収を正式発表
シャープが、東芝のPC事業を買収すると正式発表した。
シャープは6月5日、東芝のPC事業を買収すると正式発表した。東芝の完全子会社「東芝クライアントソリューション」株式の80.1%を、10月をめどに約40億円で取得する。
東芝は、製造・販売しているPCブランドの使用権をシャープに許諾するという。シャープは、強みであるディスプレイやセンサーの技術を生かす。
東芝のPC事業は、2015年にVAIO、富士通と統合する方向で検討しているとの報道があったが、16年4月に撤回。17年11月には台湾ASUSと売却交渉中とも報じられた。
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一方、シャープは「Mebius」(メビウス)ブランドでノートPCなどを生産していたが、不採算のため10年に撤退。その後、シャープは16年に台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下に入り、業績が上向いている。
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