ニュース
エプソンが最新プリントヘッドの新工場を竣工 「PrecisionCore」構成チップの生産能力を約3倍に拡大
エプソンが長野県の広丘事業所に新工場を建設。「PrecisionCore」の生産力を拡大する計画。
セイコーエプソンは、2016年から建設を進めていた長野県の広丘事業所内の新工場が竣工したと発表した。同工場では最新プリントヘッド「PrecisionCore」の構成部品であるプリントチップの生産が行われる。
PrecisionCoreは、電圧で収縮するピエゾ素子の動きを利用してインク滴を吐出するマイクロピエゾ技術を用い、ノズル1つ1つを制御して10億分の7g程度の微細なインク滴を1秒間に5万発噴射できる最新世代のプリントヘッド。これまでPrecisionCoreプリントチップは長野県諏訪南事業所で生産されていたが、広丘事業所の新工場により2拠点体制となる。新工場は2018年内に稼働する予定で、チップ生産量を約3倍に拡大する計画。
記事初出時、広丘の地名を誤って記載していました。おわびして訂正いたします(訂正:2018年7月10日15時10分)
関連記事
2年間インクの購入が不要! 大容量インクタンク搭載プリンタがエプソンから
大容量インクタンクを採用した新システムで、インク交換の手間を省き、低コストを実現した「エコタンク」搭載A4対応複合機など3モデル登場した。エプソンが「100枚/分」の高速印刷ラインインクジェット複合機を投入
「エプソンのスマートチャージ」を製品、販売プランともに拡充。エプソン新ショールームを見学してきた
JR新宿ミライナタワーに移転したエプソングループが新ショールームを報道関係者向けに公開。インタラクティブプロジェクターなどの大型展示も実際に体験できる。エプソン、秋田にプリンタヘッド生産用工場を建設開始――将来的に“生産能力を約3倍”に
秋田エプソンは、インクジェットプリンター用ヘッドの生産力増強を目的とした新工場の建設を開始すると発表した。今さら聞けない「ビジネスインクジェット」とページプリンタの違い
本体が低価格で省電力などの利点が評価され、近年法人でのシェアを伸ばしつつあるビジネスインクジェットプリンタ。その選び方を提案する本連載の第2回は、ページプリンタと比べた場合の向き不向きを紹介しよう。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.