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Windows 10次期大型アップデート「RS5」はどうなる? 開発中盤のまとめ:鈴木淳也の「Windowsフロントライン」(2/3 ページ)
2018年秋に一般公開される予定のWindows 10次期大型アップデート。開発コード名で「Redstone 5(RS5)」と呼ばれるこのアップデートでは何が変わるのだろうか。プレビュー版における開発中盤までの更新状況をまとめる。
Build 17677(5月24日)
- Edgeウィンドウの右上にある「…」メニューの内容を整理
- Edgeアイコンの右クリックで出現する「ジャンプリスト」一覧に「トップサイト」候補を表示
- タブの「一括保存」と「一括復帰」ボタンをウィンドウ左上に追加
- Edgeに一括保存と一括復帰ボタンを追加
- Edgeの「ダウンロード」ペインでの操作項目追加
- 「Narrator Scan Mode」での対象アプリや項目の拡大
- カーネルデバッグモードの機能改良
- タスクマネージャーにおけるメモリ使用容量の詳細表示対応
- Build 17655で予告されていたMobile Broadband USBクラスドライバの全面導入
Build 17682(5月31日)
- Setsの新規タブ(ウィンドウ)を開く際にターゲットとなるアプリを指定する機能
- ワイヤレスプロジェクションに表示モードの切り替え機能を追加(低遅延優先など)
- Edgeに「Web Authentication」プレビュー導入
- 「RSAT(リモートサーバ管理ツール)」に機能別一括導入メニューを採用
- アップグレード後の機能確認画面を追加
ワイヤレス接続で他のPCをサブディスプレイとして利用できる「プロジェクション」機能を改良。低遅延の「Game」、画質優先の「Video」、バランス重視の「Productivity」という3つのモードを選択可能になった
Build 17686(6月6日)
- カレンダーアプリなどにおける単位や時刻のロケールを設定メニューで一括変更
- マイクなどのデバイスへの不正アクセスの通知機能
- 「Windows Mixed Reality(MR)」において外部ディスプレイへの接続を非義務化(バックパックPC対応)
- Windows MRにおける画面や動画キャプチャー機能を標準化
Build 17692(6月14日)
- 「SwiftKey」のソフトウェアキーボードへの導入(日本語は未対応)
- EdgeにおけるWebDriverの改良
- Win32とUWPアプリの文字サイズ調整機能
- Narrator機能の改良
- 「Game Bar」における音声制御とパフォーマンスのビジュアル化
- 「Game Mode」のパフォーマンス改良
- スタートメニューにおける検索プレビューでのファイルの直接ダウンロード
- Windows MRでのスピーカー設定メニューの変更
- Fluent Designのアクリル素材(半透明)効果をUIの各所に採用
Build 17704(6月27日)
- Edgeのアイコンにプレビュービルドを示す「BETA」表記付与
- EdgeのFluent Design対応強化
- Edgeの「…」メニュー再整理
- Edgeのツールバーアイテムのカスタマイズ機能
- Edgeにおけるメディア(動画など)の自動再生制御(許可、制限、禁止)
- PDFアイコンの変更
- 新しい「Skype」アプリ(柔軟にカスタマイズ可能なグループ通話キャンパスなど)の導入
- 「Windows Diagnostic Data Viewer」(診断データビューアー)における新機能
- 屋外での視認性を高める動画の輝度調整機能(光センサー搭載デバイスが必要)
- AIを使った「Typing Insights(入力インサイト)」機能
- 管理者権限を持たないユーザーや複数ユーザーへのアプリの導入制御
- 「CommandBarFlyout」の新機能による入力支援
- 「ウイルスと脅威の防止の設定」に「Block suspicious behaviors(疑わしい動作をブロックする)」を追加
- タスクマネージャーに「Power usage(電力消費)」と「Power usage trend(電源の使用率)」項目を追加
- 手書きフォント作成アプリ「Microsoft Font Maker」をMicrosoftストアで提供
- Setsの組み込みを中止
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