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Yoga搭載E Ink専任研究員に「親指シフトキーの対応は?」と聞いてみた(2/2 ページ)

レノボ・ジャパンが「Yoga新コンセプト」説明会を開催。個人向けのプレミアムなPCを「YOGA」、バリュークラスを「Ideapad」に。

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Yogaで初めてS型番のモデルが登場

 「Yoga S730」は、今回のYogaブランドの変更に伴って登場したモデルだと櫛田氏は説明する。「これまでのYogaはConvertibleの“C”をつけていたが、今回のブランドコンセプト見直しによって、初めてSlimの“S”をつけたモデルが登場した」(櫛田氏)

 アピールポイントは最薄部6.5mm、最厚部でも11.9mmの薄いボディー。加えて、1.1kgで約12時間のバッテリー駆動、ディスプレイの左右で3.62mmの狭額ベゼル、Dolby Atmos、Dolby Visionを導入した視聴環境、3基のUSB Type-Cの搭載、1時間で80%充電可能なクイックチャージ機能などが特徴として取り上げられている。


Yoga S730

デザインと軽量長時間バッテリー駆動を重視したシェルタイプノートPCだ

主な仕様と出荷時期、想定価格

 櫛田氏が「Yogaシリーズの最上位モデル」と説明する「Yoga C930」では、Dolbyと共同で開発したディスプレイヒンジにツイーターを組み込んだ「サウンドバーヒンジ with Dolby Atmos」や上位構成で4K(3840×2160ピクセル)解像度とIPSパネルを採用したディスプレイなど、コンテンツ視聴に適した仕様を強調した。

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 加えて、本体に用意したペンホルダーやプライバシーシャッターのスライド、指紋センサーがそれぞれボディーデザインに影響を与えていないことや、従来のディスプレイ360度回転タイプのPCがタブレットモードでデザインに違和感があったのを、Yoga C930では、側面の角度を360度回転した状態でそろえるようにすることでタブレットモードでも一体感が出るようにしたことなど、デザイン面の工夫も訴求している。


4K解像度ディスプレイにヒンジ組み込みのツイーターと底面組み込みのウーハーなど、Dolbyと協力して構成した視聴システムが特徴のYoga C930

底面側から見たシステムボード。手前両側に見えるのがウーハーユニット

これまでタブレットモードにすると側面の形状がそろっていなかったのが(左)、Yoga C930では形状を改良して一体感が出るようにしている(右)

本体に備えたペンホルダーもデザインに影響しない形状にしている

Yoga C930の主な仕様と出荷時期、想定価格

E Inkの手書きは「大事なことを伝えやすい」

 説明会にはゲストとして「Different is betterを最もよく体現している人」と河島氏が紹介する西野亮廣氏が登場した。西野氏は事前に使用したYoga Book C930について「移動中に絵を描く仕事をする機会が多いので、薄くて軽いPCが持ち運びに一番いい」と感想を述べた後、ステージ上では実際にYoga Book C930を使ってE Inkに手書き入力をしながら「ペンを使った手書き入力では筆圧に気持ちが反映するので、大事なことを伝えやすい」と語った。

 また、E Inkで入力したイラストをアプリケーションにキャプチャーしてPCで着色など加工した上で相手にすぐ送信できることや、手書き文字をアスキーコードで認識してデジタル化できることなどを体験して、その便利さを評価していた。


「Different is betterを最もよく体現している人」西野亮廣氏が登場

「ペンを使った手書き入力では筆圧に気持ちが反映するので、大事なことを伝えやすい」

手書きの「西野」を認識してテキストデータの「西野」が入力された
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