インテル、第9世代「Core i9-9900K」など発表 28コア56スレッドの怪物「Xeon W-2175X」も
i9ブランドのメインストリーム製品は初めて。ゲーミングやビデオ編集用途を強調する。
米Intelは10月8日(米国時間)、第9世代Coreプロセッサの「Core i9-9900K」「Core i7-9700K」「Core i5-9600K」や、最新Xシリーズプロセッサ7製品、そして怪物スペックの「Xeon W-2175X」を発表した。
Core i9のブランドはこれまでXシリーズのみの展開で、メインストリーム製品としての登場は今回初めて。8コア16スレッドで、ベースクロックは3.6GHz、ブースト時最大5GHzまで動作可能としており、「ゲーミングでは前世代に比べて11%、Adobe Premiereによるビデオ編集では34%高速化した」(同社)としている。TDPは95Wで、PCIeレーンは40。価格は488ドルで、米国では同日から予約を開始している。
また、第9世代Core向けに「Z390」チップセットを用意。USB 3.1 Gen 2やWi-Fi IEEE 802.11 acに標準対応する。なお、第9世代Coreは従来の300番代のチップセットでも動作するとしている。
Core i7-9700Kは8コア8スレッドで、ベースクロック3.6GHz、ブースト時最大4.9GHz。価格は374ドル。Core i5-9600Kは6コア6スレッドで、ベースクロック3.7GHz、ブースト時最大4.6GHz。価格は262ドル。
また、11月発売予定のハイエンド向けXシリーズ「Core X-series i9-9980XE」など7製品も発表。9980XEは18コア36スレッド、ベースクロック3.6GHz、ブースト時最大4.5GHzなどのスペックを誇る。価格は1979ドル。
価格は明らかでないが、28コア56スレッド最大4.3GHzのモンスタースペックとなる「Xeon W-2175X」プロセッサも発表。512GBまでのDDR4メモリ搭載をサポートする。12月に発売予定。
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