連載

新「Echo Plus」は温度センサーを搭載 何に使えるのか試してみた山口真弘のスマートスピーカー暮らし(2/2 ページ)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回は10月に発売された第2世代の「Echo Plus」に搭載された温度センサーで、どのようなことができるのかを試してみた。

前のページへ |       

現状ではややちぐはぐ?

 ところで上記の例では、室温の変化をスマホに通知しているが、ここは本来ならば、エアコンなど暖房器具が自動的にオンになるなどのアクションを指定したいところ。しかしEcho Plusによるエアコンの運転開始は、できなくはないのだが、あまりスマートではない。

 というのも、Echo Plusのホームハブ機能が採用しているZigbeeプロトコルで操作できる家電は、現状は「Hue」など照明器具ばかりだからだ。Zigbee対応のエアコンは、探せば存在するのかもしれないが、いずれにせよEcho Plusとの連携のためだけに買い換えるのはナンセンスだ。他の空調関連の器具についても同様である。

 そのため、Echo Plusの温度センサーと連携してエアコンを動かしたければ、赤外線信号に対応した市販のスマートリモコンを購入し、それ経由で動かすことになる。ところがスマートリモコンという製品自体、最初から温度センサーを内蔵している場合が多く、わざわざEcho Plusを使わなくとも「Echo」や「Echo Dot」で十分対応できてしまう。

advertisement

 「スマートではない」と書いた理由がこれで、現状ではちぐはぐな感は否めない。もしEcho Plusに搭載されたのが温度センサーではなく照度センサーであれば「暗くなったらHueを点灯させる」という、Zigbee対応機器を生かした組み合わせが可能だったのだが、Echo Plusはそれができない。

 よって現状では、家電製品との連携よりも、室温を直接尋ねたり、室温の変化を察知してメッセージを送ったりなどの使い方が、中心にならざるを得ない。音声で指示を出さなくとも家電の自動運転を可能にしうる製品だけに、非常にもったいない印象である。今後の展開に期待したいところだ。

スマートホーム製品のコントロールも可能だが、連携するスマートリモコンがあり、かつ(定型アクションの対象とならないカスタムスキルではなく)スマートホームスキルで動作することが条件となる(画像=左)。外部のスマートリモコンと連携させ、室温が23度を下回るとエアコンの運転が始まるように設定した例(画像=右)。何のアナウンスもなく唐突に運転が始まるので、「自動運転を開始しました」などメッセージが送られるよう併せて設定すると分かりやすくなる

関連キーワード

Amazon Echo | Amazon | スマートスピーカー

前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 25万以上が訪れるも異例の幕切れとなったTGS2026 MSIのゴッホコラボPCから手軽な配信アプリまで、会場で見つけた注目製品をレポート
  2. 液晶ポリマー採用のSudokoo製ファンやSANDISK新SSD「Optimus」がアキバに上陸! ゲーミングデバイス「AIM1」など新顔多数の秋連休アキバ
  3. 新型「Mac mini」「Mac Studio」徹底レビュー! ローカルAIはついに“実用域”へ エージェントAIに事務仕事を任せて分かった驚異の進化
  4. Gemini搭載PC「Googlebook」ついに予約開始へ/Anthropic CEOのAI開発減速提言
  5. NAND高騰時代を乗り切る「失敗しないSSD選び」とは? TGS2026でキオクシアなどストレージメーカー5社の戦略を追う
  6. PCのストレージ不足解消と高速化に役立つ「キオクシア 2TB 内蔵SSD SSD-CK2.0N4B/R」がセールで10%オフの5万8480円に
  7. 通勤とジム通いを両立できるバックパック「マムート セオン トランスポーター 25」がセールで40%オフの1万4413円に
  8. モバイルCPU採用のデスクトップPCからデュアル水冷G TUNEまで――過去最大級ブースで魅せたマウスコンピューターの「本気(マジ)」を軣社長に聞く
  9. アイリスオーヤマ、ワイヤレス充電にも対応したエントリー15.6型Androidタブレット
  10. 令和の世に“新作”と共によみがえった「NEOGEO AES+」の実機に触れる ASICを再設計して高い互換性を実現