新「Echo Dot」「Echo Plus」は何が変わった? 旧モデルと比較してみた:山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/2 ページ)
スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。新型の「Echo Dot」と「Echo Plus」は従来モデルとどう違うのか、外観および機能面を中心に実機で比較してみた。
スマートスピーカー「Amazon Echo」ファミリーの新製品、第3世代「Echo Dot」と第2世代「Echo Plus」がついに登場した。Echo Dotは手のひらサイズの小型モデル、Echo PlusはEchoにホームハブ機能を追加した上位モデルという位置付けこそ同じだが、外観は一新されている。従来モデルとどう違うのか、気になっている人も多いだろう。
この度、筆者宅にも新モデルが到着したので、従来モデルとの違いを早速チェックしてみた。ひとまず性能面の測定は後回しにして、今回はまず、外観および機能面についての違いをお届けする。
なんかデカい? 第3世代「Echo Dot」
第3世代に進化したEcho Dotを、従来の第2世代モデルと比べた第一印象は「大きい」だ。これまで製品ページの写真で見ただけだと、全体的に丸みを帯びたフォルムになり、また側面がファブリック調になった程度しか違いが分からないが、実物は一回り大型になっており、横幅だけでなく背丈も高くなっている。
天板のボタン配置は変わらないが、マイクの穴が1つから4つへと増えている。また大きく変わったのは電源部で、従来はUSBケーブルからの給電で駆動したが、今回のモデルはEchoやEcho Plusと同様、ACアダプターでの駆動に改められており、本体側のジャックもUSBのMicro-Bではなく専用コネクターになっている。
そのため、従来のように設置場所に応じて長さの違うMicro USBケーブルに取り換えたり、延長したりすることはできなくなった。一般的なスマートスピーカーはほぼ全てACアダプター駆動なのでやむを得ないが、本製品だけの特徴だったのも事実であり、少々残念だ。
余談だが、外周がファブリック調になり、またACアダプター駆動になったことで、競合である「Google Home Mini」と極めて似た意匠になったのが興味深い。Echo Dotの従来モデルと並べるよりも、Google Home Miniと並べた方が、新旧のモデルらしく見えるほどだ。
なお、ユーザーの呼び掛けに反応して点灯する青いリング(ライトリング)などの仕様は従来と変わらない。またAlexaアプリの設定画面は、2台をまとめてステレオで使うための「ステレオペア/サブウーファー」という項目ができた他は、特に大きな違いは見られない。
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