連載

「Echo Input」で手持ちのスピーカーをAmazon Echoに変身させた山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/3 ページ)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回は“スピーカーなしのAmazon Echo”こと「Echo Input」を実際に使ってみたので紹介しよう。

 Amazonのスマートスピーカー「Amazon Echo」と言えば、一般的なスピーカー形状の「Echo」に加え、IoTデバイスを操作できる「Echo Plus」、コンパクトな「Echo Dot」が存在する。最近ではここにディスプレイ搭載の「Echo Show」や「Echo Spot」も加わり、全方位的なラインアップに強化されつつある。

 ここに突如として加わった異色のアイテムが、今回紹介する「Echo Input」だ。これは、Echoのスピーカー部分を省き、マイクを中心とした本体部分だけを単体で独立させた製品だ。

 つまり、利用にあたっては自前でスピーカーを用意し、それを組み合わせなくてはいけないのだが、それゆえ好みのスピーカーを使える利点がある。スピーカー一体型のEchoファミリーとはどのような部分で使い勝手が異なるのか、実際に購入して試してみたので、そのレポートをお届けする。

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Amazonの「Echo Input」(中央)。手持ちのスピーカーと組み合わせることでAlexa端末として使用できる

マイクだけ備えた薄型コンパクトボディー

 Echo Inputの本体は円形で、直径が80mm、厚みはわずか14mmしかない。飲み物のコースターとまではいかないが、厚手のせんべいと変わらないサイズだ。Echo Dot(直径99mm)と比べてもフットプリントは小さく、そのコンパクトさはEchoファミリーの中で際立っている。

 背面には給電用のmicroUSBポートの他、3.5mmのステレオジャックが搭載されており、ここにスピーカーを接続して利用する。今回は有線スピーカーを接続しているが、Bluetoothスピーカーを組み合わせることも可能だ。

 本体上面に、Echoデバイスではおなじみのマイクオフボタンとアクションボタンが用意されているが、音量ボタンは省かれている。音量調整は本製品側ではなくスピーカー側で行うべし、ということだろう。ただし、これは物理的に上げ下げできないというだけで、「音量を上げて」「下げて」という音声コマンドにはきちんと反応する。


Echo Input本体。ボディーは円形で直径は80mmという手のひらサイズだ

製品パッケージ。こちらもコンパクトだ

付属品一覧。スピーカー接続用のAUXケーブルがセットになっており、一般的なEchoデバイスよりも付属品の数は多い

厚みはわずか14mmしかない。スマートフォンよりやや厚い程度

左がスピーカーを接続するための3.5mmステレオジャック、右が給電用のmicroUSBポートだ

Echo Dotとのサイズ比較。フットプリントが小さいことよりも、やはり薄さが際立つ

Echoでおなじみ外周部の青いLEDリング(ライトリング)はなく、音声コマンドを認識すると中央のボタンが青く発光する

音量ボタンは用意されず、音量の上げ下げはスピーカー本体または音声コマンドで行う
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