デルが「XPS 15」の新モデルを発売 4K有機ELディスプレイも選択可
デルのプレミアムノートPC「XPS」の15型モデルが新型に。4K解像度の有機ELディスプレイを搭載する構成も選択できる。
デルは6月28日、15.6型ディスプレイを搭載するノートPC「New XPS 15」を発売した。標準販売価格は20万7980円(税別、送料込み)から。
(記事中のカスタマイズ構成は6月28日現在選択できるもの。構成によっては選択できないオプションもある)。
New XPS 15の概要
XPS 15は、デルのプレミアムノートPC「XPS」シリーズの15型モデル。今回発表された新モデルは、5月に「COMPUTEX TAIPEI 2019」に合わせて正式発表されたものだ(参考リンク)。
CPUはCore i5-9300H(2.4G~4.1GHz、4コア8スレッド)、Core i7-9750H(2.6G~4.5GHz、6コア12スレッド)またはまたはCore i9-9980HK(2.4G~5GHz、8コア16スレッド)のいずれかを搭載可能。メインメモリはDDR4 SDRAMを2枚搭載可能で、カスタマイズでは8GB(4GB×2)、16GB(8GB×2)、32GB(16GB×2)の構成を用意。ストレージはPCI Express接続(NVMe規格)のSSDで、カスタマイズでは256GB、512GB、1TBの構成を取りそろえている。
GPUはNVIDIAの「GeForrce GTX 1650」(4GB)を備える。海外ではCPU内蔵GPU(Intel UHD Graphics 630)のみの構成もあるが、日本では用意されていない。
ディスプレイは先述の通り15.6型で、以下のようなオプションが用意されている。
- フルHD(1920×1080ピクセル) IPS液晶(非光沢、タッチなし、sRGB 100%)
- 4K(3840×2160ピクセル) 有機EL(反射抑制、タッチなし、DCI-P3 100%)
- 4K IPS液晶(反射抑制、タッチあり、Adobe RGB 100%)
Wi-Fi(無線LAN)モジュールは、「Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)」に対応するKiller Networking製の「Killer Wi-Fi 6 AX1650」を搭載。AX1650はBluetooth 5.0もサポートしている。有線LAN(Ethernet)端子は備えていない。
キーボードは日本語配列とUS(米国英語)配列を選択可能。いずれもバックライトを備える。
ポート類は左側面に電源入力、USB 3.0 Type-A、HDMI出力、Thunderbolt 3(USB 3.1 Type-C)、イヤフォンマイク端子を、右側面にUSB 3.0 Type-A、SDメモリーカードスロットを備えている。
バッテリー容量は56Wh(3セル)または97Wh(6セル)から選択可能。ボディーサイズは357(幅)×235(奥行き)×11~17(高さ)mmで、重量は最軽量構成で1.8kgとなる。
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