リコー、連続出力速度が向上したA4カラーレーザープリンターと複合機を発売
リコーが、A4カラー出力に対応するレーザープリンターと複合機の新製品を8月21日に発売する。省スペース設計ながら高生産性をうたい、5GHz帯のWi-Fi(無線LAN)やWi-Fi Directに標準対応する。
リコーは8月21日、省スペース設計のA4カラーレーザープリンター「RICOH P C301」とコピーやファクス、カラースキャナー機能も備える複合機「RICOH P C301SF」発売する。市場想定価格はP C301が6万円、P C301SFが10万8000円(いずれも税別)となっている。
両機種は、2017年6月に発売された「RICOH SP C261」「RICOH SPC261SF」の後継に位置付けられている。SOHOやオフィスのデスクサイドや、店舗窓口、バックヤードなど、さまざまな場所に設置することを想定しているという。
プリンターとしての連続出力速度はカラー、モノクロともに毎分20枚から25枚に向上した他、ウォームアップタイムは30秒から20秒以下に短縮したことが進化した主なポイントだ。公称の耐久性(寿命)は18万ページとなっている。
C301の操作部には新たに4行表示のLCDパネルを搭載している。これにより、漢字やイラストで各種設定や状態確認などの操作を分かりやすく行える。
C301SFの操作部には4.3型のフルカラータッチパネルを搭載。直接画面にタッチしてさまざまな操作ができる。
両機種ともに、5GHz帯のWi-Fi(IEEE 802.11ac/a/n)を使った通信に標準対応した。これにより、電波の多く飛び交う環境でも快適に印刷データをワイヤレス伝送できるようになった。機器間通信で用いる「Wi-Fi Direct」にも標準対応し、店舗などで「RICOH カンタン入出力」アプリをインストールしたスマートフォンやタブレット端末から直接印刷することもできる。
本体サイズはP C301が400(幅)×450(奥行き)×334(高さ)mm、P C301SFは420(幅)x493(奥行き)x473(高さ)mm。
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