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デュアル4Kディスプレイ搭載ノートPC「ZenBook Pro Duo」が日本上陸 約36万円から

「COMPUTEX TAIPEI 2019」で披露されたASUSのデュアル4Kディスプレイ搭載ノートPCが、日本でも発売される。GeForece RTX 2060を搭載し、クリエイターやゲーム実況者などに強く訴求する。

 ASUS JAPANは8月23日、ハイエンドノートPC「ZenBook Pro Duo UX581GV」を発売する。CPUなどのスペック差から2モデル用意しており、想定販売価格はCore i7-9750H(2.6G~4.5GHz)を搭載する下位モデルが36万1500円、Core i9-9980HK(2.4G~5GHz、8コア12スレッド)を搭載する上位モデルが46万6500円(共に税別)となっている。


ZenBook Pro Duo UX581GV

デュアル4Kディスプレイ搭載

 ZenBook Pro Duoは、ASUSのプレミアムノートPC「ZenBook(ゼンブック)」シリーズのフラグシップモデルという位置付けとなる。本体の正面だけではなく、基部にもディスプレイを搭載していることが大きな特徴だ。

 メイン(正面)ディスプレイには、グレア(光沢)加工の3840×2160ピクセル有機ELを搭載している。コントラスト比は10万:1で、映像の明暗が非常にはっきりとしている。色域のカバー率はDCI-P3基準で100%、sRGB基準で103%となっており、色再現性も非常に高い。

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 サブ(基部)ディスプレイには、ノングレア(非光沢)加工の3840×1100ピクセル液晶を搭載している。このディスプレイは「ScreenPad Plus」と名付けられており、セカンドディスプレイとして使える他、専用アプリケーションを使った各種操作や付属の「ASUS Pen」を使ったペン入力(筆圧は1024段階で検知可能)にも対応する。

 メインとサブの両ディスプレイは共にタッチ操作にも対応している。


世界で初めて、横解像度が4K(3840ピクセル)のディスプレイを2枚搭載

メインディスプレイに写真を表示しつつ、ScreenPad Plus(サブディスプレイ)で絵を描いていくデモ。メインディスプレイには全体プレビューも表示されている

本体には「ASUS Pen」が1本付属する

その他のスペック

 CPUは先述の通り、下位モデルがCore i7-9750H、上位モデルがCore i9-9980HKを搭載している。外部GPUとしてNVIDIAの「GeFore RTX 2060」(ビデオメモリ6GB、Optimus対応)も搭載しており、「PCゲームをしながらのライブ実況も余裕でこなせる」(担当者)。OSは下位モデルが「Windows 10 Home」、上位モデルが「Windows 10 Pro」をプリインストールする。

 メインメモリは32GB(DDR4-2666)で、交換や増設はできない。SSDはPCI Express接続(NVMe規格)で、容量は下位モデルが512GB、上位モデルが1TBとなる。

 キーボードは本体基部の下端にあり、日本向けモデルでは日本語配列となる。パームレストは本体とは別体で付属する。タッチパッドはテンキー機能も備える「NumberPad 2.0」で、タッチパッドとして操作しているのかテンキーとして操作しているのか自動判別する機能も用意している。


キーボードは本体基部の下端にある。手前にあるパームレストは本体とは別体で、付属品として用意される

 インタフェース類は本体左側面に電源端子、HDMI出力端子とUSB 3.1 Type-A端子を、右側面にThunderbolt 3(USB 3.1 Type-C)端子、イヤフォンマイク端子とUSB 3.1 Type-A端子を備える。Thunderbolt 3端子はDisplayPort出力にも対応している。

 Wi-Fi(無線LAN)はWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)の他、IEEE 802.11ac/a/b/g/nにも対応。Bluetooth 5.0も利用できる。


左側面

右側面

 ボディーサイズは359.5(幅)×246(奥行き)×24(高さ)mmで、重量は約2.5kg。バッテリーは8セルのリチウムポリマーで、満充電からの駆動時間は下位モデルが約5.5時間、上位モデルが約5.3時間(JEITA 2.0基準)となる。


本体の分解モデル

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