レビュー

Ryzen Mobile 4000シリーズ搭載PC「ROG Zephyrus G14」でゲームをやりこんで分かったこと8コア16スレッドの新星(4/5 ページ)

ASUS JAPANの14型ゲーミングノートPCに、AMDの新モバイルプロセッサ「AMD Ryzen 4000」シリーズを搭載した「ROG Zephyrus G14」が登場した。ユニークな機能を備えた本シリーズの最上位モデルをチェックする。

実際のゲームをプレイしてフレームレートを測定

 次に行ったのは、実際にゲームをプレイした状態でのフレームレート測定だ。採用したゲームは「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」(以下、PUBG)と「フォートナイト」の2つだ。デフォルトで用意されている解像度ごとに複数回フレームレートを測定し、その平均値と最大値、最小値を算出した。


対人戦のバトルロワイヤルが楽しめる「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」

 まずPUBGだが、WQHDの解像度で画質設定が「ウルトラ」でも平均63fpsを越えており、高解像度で美しい映像を楽しめることが分かる。グラフィックスのクオリティーを低くすると陰影が消えたり、オブジェクトのジャギーが気になったりするものだ。プレイのクオリティーにも影響してくるので、高解像度かつ美しいグラフィックスは必須であり、これをクリアできているのはさすがといったところだ。


「PUBG」のWQHDでのフレームレート測定結果

「PUBG」のフルHDでのフレームレート測定結果

「ウルトラ」での描写。右上の木の葉と背負っているバックパック部分に注目してほしい

こちらは「非常に低い」の解像度。木の葉の陰影がなくなり、バックパックものっぺりとした描写になる

 続いてフォートナイトだが、PUBGに比べると負荷が軽いゲームなので、普及帯のグラフィックスカードでもそこそこきれいな画面でプレイできる。ただし「フォートナイト」は、低い解像度にするとジャギーがとても目立ち、画像が思いっきり粗くなるという特徴がある。

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バトルロイヤルだけでなく、釣りなども楽しめる「フォートナイト」。銃の腕も必要だが、建築でバリアーを築きながら戦い抜くことも大事だ

 このため、できるだけ高解像度でプレイしたいものだが、フルHDの解像度ではグラフィックスの設定が「最高」の設定でも平均100fpsを越えているので、どのような設定でも問題ないと思われる。

 もっとも、WQHDになると「最高」では平均60fpsとなるのがやっとだ。その前の「高」では平均100fpsを越えていたのだが、急に差がつく感じだ。何度となく測定し直したが、実際のプレイ中はカクつきなども感じることはなく、プレイには特に問題なかった。


「フォートナイト」のWQHDでのフレームレート測定結果

「フォートナイト」のフルHDでのフレームレート測定結果

「最高」での画質。画面に表示されている文字と、傘の影に注目してほしい

「低」での画質。文字は読めなくなるし傘の影も消える。テクスチャの端にはジャギーがとても目立つ

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