これは楽だ! 照明のスマート化でテレワークに適した明るい環境作り:テレワーク時代のスマート家電(2/3 ページ)
自宅でのテレワークを少しでも快適にしたい、しかも適度にズボラに楽をして……というのを目指した本連載。今回は、照明のスマート化に挑戦した。
専用アプリのインストールとアカウント作成
+Styleブランドのオリジナルスマート家電を制御するには、専用のスマホアプリ「+Style」が必要だ。iPhoneであればApp Storeから、Android端末であればGoogle Playからダウンロードしておく。
インストールが終わったら、+Style専用アカウントを作成する。アカウントには、携帯電話番号またはメールアドレスを登録可能だ。それぞれ入力して「認証番号を取得」をタップすれば、メールアドレスを登録した場合はEメールで、携帯電話番号を登録した場合はSMSで認証番号が届くので、30分以内に認証番号を入力してアカウント作成を完了させる。
なお、複数人で同じ機器(+Styleアプリ内では「デバイス」と表示)を利用したいときには、それぞれがアカウントを作り、最初に機器を登録した人から共有してもらう必要がある。後から作ったアカウントで機器を登録してしまうと、最初に登録したアカウントからその機器が消えてしまうので注意しよう。
照明とスケジュールの登録
+StyleのスマートLEDシーリングライトを取り付けるのは、同種のシーリングライトの取り付け方法とさほど変わりがない。天井にコンセント付き引掛シーリングが埋め込まれていれば、そこに専用アダプターをはめ込み、本体を取り付ける。それが終わったら壁のスイッチを操作して、電源をオンにしておく。
プラグを挿す必要があるので、向きに気をつけつつ本体をはめ込む。なお、「CH1」「CH2」はリモコンのチャンネルだ。今回は付属のリモコンではなく、スマホやスマートスピーカーで制御することを想定しているため、そのままで問題ない
次はアプリへのデバイス登録だ。
+Styleアプリを立ち上げ、「マイホーム」から「デバイスを追加」をタップしよう。手動で追加する方法もあるが、検索する方が手っ取り早い。
登録時に気をつけたいのは、アプリを立ち上げているスマホのWi-Fi接続先だ。スマートLEDシーリングライトに限らず、スマート家電は単体でホームネットワーク(要は、家庭内LAN)に接続する。対応周波数帯域はメーカーによって異なるが、+Styleオリジナルデバイスで接続できるのは2.4GHz帯のみとなる。
アプリを立ち上げているスマホ側が、それとは異なるチャンネル(5GHz帯など)に接続していると、該当デバイスを見つけられないので、あらかじめ2.4GHz帯のアクセスポイントに切り替えておこう。
スマートLEDシーリングライトを検索できるようにするには、リモコンの「調光」と「タイマー」ボタンを交互に3回ずつ押す。すると、ライトから「ピッ……ピッ」という電子音が3秒間隔で聞こえてくる。これが検索できるようになった合図だ。
8回から10回ほど電子音が鳴っている間に、アプリ側にデバイスが表示される。問題なければ「次へ」をタップ。これだけでスマートLEDシーリングライトが登録される。あとは分かりやすいように名前をつけておく。「仕事部屋の照明」「リビングの照明」などだ。
スマートLEDシーリングライトを登録できたら、次は日没時刻に合わせて点灯するよう設定しよう。実はこれがくせものだった。「できる」と聞いていたのに、「スケジュールの追加」を開いてもそのような項目がないのだ。
では、どこから行うかというと、アプリホーム画面の下部中央にある「スマートモード」から行う。「自動設定」→「自動化を追加」→「条件」へと進むと「日の出・日の入り」という項目がようやく見つかる。
ここまで進めば、あとは「日の入り」の時刻になったら何をしたいかというのを選んでいくだけ。これで、わざわざ季節ごとに日没時刻を調べて設定し直さないで済む。加えて、仕事を切り上げたい時間に照明をオフにするようスケジュールを設定しておく。これなら切り忘れもない。究極の自動化だ。
もっとも、曇り空や雨模様の日などの場合は、夕方の早い時間から明かりが欲しくなる。残念ながらスマートLEDシーリングライトは照度センサーを備えていないので、そのような要望には対応できない。これは、温度や湿度、照度センサーを搭載しているリモコンと組み合わせるしかなさそうだ。
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