DISが「おてがる遠隔授業パック」を提供開始 インテルがモニター校を募集
ダイワボウ情報システムが、インテルとの連携のもと教育機関における遠隔授業に必要な機材を一括導入できるパッケージの販売を開始する。それに伴い、インテルがこのパッケージのモニター校を募集する。
ダイワボウ情報システム(DIS)は7月2日から、教育機関における遠隔授業で必要なハードウェアやソフトウェアをパッケージにした「DISおてがる遠隔授業パック」の提供を開始する。また、連携先であるインテルは同日から、教育機関を対象とする同パックの無償モニター校をWebを通して募集する。
DISおてがる遠隔授業パックの概要
DISおてがる遠隔授業パックは、授業配信や双方向Web授業を実現する上で必要なハードウェアやソフトウェアをパッケージにした製品。新型コロナウイルスの感染が再び拡大することが予測される中、遠隔教育に必要な機材を迅速に導入できるようにすべく、インテルとの連携で製品化を実現した。
このパックには、大きく「先生用」と「教室用」がある。先生用パックと教室用パックをセットにした「学校まるごとパック」も用意される。
先生用パックの内容
先生用パックには以下のものがセットされる。
- vPro対応PC
- PC用マイク
- モバイルWi-Fiルーター
教室用パックの内容
教室用パックには以下のものがセットされる。
- vPro対応PC
- モバイルWi-Fiルーター
- ビデオカメラ
- カメラ用マイク
- 三脚
- 動画編集ソフト
学校まるごとパック
学校まるごとパックは、先生用パックを2セット、教室用パックを1セットをまとめた製品となる。
インテルによるモニターキャンペーン
教育現場における遠隔授業については、地域や学校によって取り組みに差が見受けられる。この「差」は、単純に機材の面だけではなく、教諭のスキルにも現われている。
そこで、インテルはDISおてがる遠隔授業パックの「実証研究モニター校」をWebを通して20校程度を募集する。
モニター期間は2020年8月中旬から2021年4月の予定で、期間中にアンケートへの回答や取材インタビューへの対応が求められる。応募できるのは、全国の都道府県および市町村/特別区の教育委員会と、全国の小学校、中学校、高等学校で、20校を超えた場合は選考の上でモニター校が決定される。
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