Macの容量不足をThunderbolt 5で解決! 80Gbps対応SSDケース「D1 SSD Pro」で爆速ローカルLLM環境を作る(1/3 ページ)
Mac StudioでローカルAIの運用をしていたところ、ストレージ不足に悩むようになった筆者。そこにThunderbolt 5接続SSDケース「TerraMaster D1 SSD Pro」をレビューする機会が舞い込んで来た。このSSDケースは、筆者の悩みを解消してくれるのだろうか……?
TERRAMASTERが1月21日に発表した、NVMe SSDエンクロージャー(SSDケース)「TerraMaster D1 SSD Pro」をご存じだろうか。Thunderbolt 5(USB4 Version 2.0/USB 40Gbps)対応で、毎秒80Gbps(理論値)のデータ転送を実現したモンスタースペックのSSDケースだ。
昨今、NVMe規格のSSDはPCI Express 4.0(PCIe 4.0)規格が主流だが、ポータブルSSDとして利用する際にそのパフォーマンスをフルに発揮できるケースは限られている。しかし、本製品とThunderbolt 5対応PCを組み合わせれば、PCIe 4.0対応NVMe SSDの性能をフルに引き出したポータブルSSDを実現できる。
本製品なら、筆者が最近抱えている“ある課題”を解決してくれるのでは――そう思って、実機を手元に用意して詳しくチェックしてみることにした。
筆者の悩みは「ローカルAIのストレージ不足」
筆者は最近、自宅のローカルLLM(大規模言語モデル)サーバを自作PCからM4 Maxチップ搭載のMac Studioへとリプレースした。
その際、予算が許す限り大きなモデルを動かすべくメモリ(ユニファイドメモリ)の容量を優先した都合で、搭載する内蔵SSDの容量を相対的に小さくしてしまった。
現在までに、さまざまなローカルLLMを試しているのだが、昨今はモデルの容量(サイズ)がどんどん大きくなっている。そのこともあり、まめに使わなくなったモデルを削除しているものの、すぐに内蔵ストレージが圧迫されてしまうという課題に直面している。
「だったらSSDを換装すれば?」と思うかもしれないが、Mac Studioは購入後の内蔵SSD換装は認められていない。ゆえに、外付けストレージを増設するしか方法はない。
外付けストレージを使う際にネックになるのがアクセス速度だ。ローカルLLMの推論において、モデルの読み込み速度はそのままパフォーマンスに直結する。できれば、内蔵ストレージと遜色ない速度で使いたい。
そう考えると、コストとパフォーマンスのベストバランスを取れそうなのは、PCIe 4.0接続のNVMe SSDを外付けすることなのだが、外付けNVMe SSDケースはUSB 3.2 Gen 2対応のものが多めで、よくてThunderbolt 4(USB4 Version 1.0/USB 40Gbps)対応で、PCIe 4.0の速度を生かしづらい。
しかし、今回試すD1 SSD Proなら、PCIe 4.0接続のNVMe SSDの“実力”をフルに引き出せるはず……なのだが、懸念点もある。それはSSD自体の発熱だ。
PCIe 4.0接続のSSDはパフォーマンスがよい分だけ、発熱量も大きくなる傾向にある。暑い夏を迎えるに当たって、安定した運用ができるかどうかに不安が残るのだ。こればかりは実際にテストしてみないことには分からない。
ということで、今回はThunderbolt 5ポートを備えるMac StudioにD1 SSD Proを接続し、筆者の用途に耐えられるパフォーマンスと冷却性能を備えているのか検証してみたい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
TerraMaster、Thunderbolt 5/USB4接続に対応したM.2 NVMe外付けSSDケース
TerraMasterは、高速転送をサポートした外付け型M.2 NVMe SSDケース「D1 SSD Pro」を発表した。
圧倒的な金属感のUSB4対応SSDケース「TerraMaster D1 SSD Plus」を試す 大型冷却フィンで速度安定性はバッチリ
TerraMaster(テラマスター)から、USB4対応SSDケース「D1 SSD Plus」が発売された。圧倒的金属感のあるボディーが特徴的だが、メリットはそれだけではない。実際に使ってみよう。
自作PCを売却して「Mac Studio」へ ローカルLLMサーバ移行で得られた驚きの“ワッパ”と安心感
クラウドAIの制約を打破する「ローカルLLM」。自作PCからM4 Max搭載Mac Studioへ環境を刷新した筆者が、応答速度や驚異の低消費電力を徹底検証する。
TerraMaster、アルミ筐体を採用したUSB4外付け型SSDケース
中国TerraMasterは、USB4接続に対応したファンレス設計の外付け型SSDケース「D1 SSD Plus」を発表した。- ついにOCuLink&USB4 Version 2.0(Thunderbolt 5)両対応のeGPUドック「Minisforum DEG2」を試す

